元俳優の遠藤要氏が、韓国のカジノで大敗し、1億7000万円を超える損失を出したことをTikTokのライブ配信で告白しました。自身の全財産を失っただけでなく、同行者からも多額の借金を抱えている現状を明かし、大きな波紋を広げています。
カジノでの大敗と多額の借金
遠藤氏は配信の中で、「この2ヶ月でギャンブルで1億7000万円以上やられました。僕の全財産、借金も含めて。取り返しのつかないことなので、いろんなことから逃げずに、ひたすら地道に配信と向き合う」と語りました。さらに、同行した配信者らから合計6000万円以上の借金をしていることも明かし、視聴者に衝撃を与えました。
遠藤要氏のTikTok配信の様子
彼は借金返済のため、投げ銭機能のあるTikTokの配信を毎日行うことを決意したと述べています。しかし、ギャンブルで作った借金を視聴者の善意に頼る姿勢には、批判の声も多く上がっています。SNS上では、「ギャンブル依存症は周りが詰めれば詰めた分だけ隠れてやる」「TikTokの投げ銭のイメージが悪くなる」「ギャンブル依存者を助けても意味がない」といった厳しい意見が寄せられています。
過去の賭博問題と専門家の見解
遠藤氏は2017年にも違法賭博で謹慎処分を受けており、その後芸能事務所との契約も解除されています。今回の件で、過去の賭博問題が再び注目を集めることとなりました。
スポーツ紙の公営ギャンブル担当記者は、「仮にライブ配信で借金を返済しても、遠藤さんがギャンブルを辞めるとは思えない」と指摘します。「高額な借金を作ってまでギャンブルをするタイプは、興奮状態を求めているだけで、最悪な状況で勝つことで依存度が高まる。通院もしていない遠藤さんがギャンブルから抜け出すのは非常に難しい」との見方を示しています。
ギャンブル依存症の深刻さ
大王製紙前会長の井川意高氏も、過去に巨額の借金を作りギャンブルに溺れた経験から、「命がけの勝負だからこそ得られる興奮こそ、ギャンブルの醍醐味」と語っており、ギャンブル依存症の深刻さを物語っています。
過去の報道記事
今年3月には、大谷翔平投手の元通訳・水原一平被告が違法賭博で巨額の借金を抱えていたことが発覚するなど、ギャンブル依存症の問題は後を絶ちません。遠藤氏が本当に心を入れ替え、ギャンブルから脱却できるのか、今後の動向が注目されます。
TikTok配信による借金返済の行方
遠藤氏はTikTok配信で借金返済を目指すと宣言していますが、その道のりは険しいものとなるでしょう。ギャンブル依存症からの脱却、そして多額の借金返済という二重の困難を乗り越えることができるのか、今後の展開に注目が集まります。