高速ターミナル地下商店街で日本人観光客が靴を購入した際、価格が10倍にぼったくられたと主張する事件が発生し、波紋を広げている。今回はこの騒動の真相に迫り、観光客が安心して買い物を楽しめるためのヒントを探る。
ぼったくり被害の実態
2024年12月23日、韓国に滞在中の日本人観光客Bさんは、高速ターミナル地下商店街の靴屋でブーツ2足を38,000ウォンで購入したと思っていたところ、レシートを確認すると380,000ウォンが決済されていたという。友人であるAさんに相談し、Aさんが店に確認したところ、店主は250,000ウォンと180,000ウォンのブーツを割引価格で販売したと主張した。Bさんは値札を見ていないと主張する一方、店主は値札を見せたと言い張り、双方の主張は平行線をたどった。
高速ターミナル地下商店街のイメージ
Bさんは購入時に店主が電卓で38,000ウォンと表示したと主張している。最終的に、履いていない1足のブーツの返金を求め、380,000ウォンの決済を取り消し、258,000ウォンを支払うことで決着した。
疑惑はさらに深まる
しかし、Aさんは「本革」と説明されたブーツが合成皮革である疑いがあると指摘。SNSに投稿したところ、他のユーザーからも合成皮革の可能性が高いとの声が上がった。さらに、インターネットで製品番号を検索すると、同じ商品が50,000ウォン以下で販売されていることが判明したという。
問題のブーツのイメージ
Aさんは既に履いてしまったブーツの返品は求めないとしているが、同様の被害を防ぐため、情報提供に至ったと語っている。
専門家の見解
韓国消費者保護院のキム・ジョンフン氏(仮名)は、「海外旅行先での買い物では、価格表示をしっかり確認し、高額商品を購入する際は特に注意が必要だ」と指摘する。また、レシートは必ず受け取り、内容を確認することが重要だと強調している。
賢く買い物を楽しむために
今回の事件は、海外旅行先でのショッピングにおけるリスクを改めて浮き彫りにした。楽しい旅行にするためにも、価格交渉やレシートの確認など、慎重な行動を心がけたい。また、トラブルに巻き込まれた場合は、現地の消費者センターや大使館などに相談することも有効だ。