インフルエンザの流行が深刻化しています。年末年始を安心して過ごすために、今できる対策とは？jp24h.comでは、発熱時の対処法、予防策、医療機関の現状など、知っておくべき情報を分かりやすくお届けします。
インフルエンザ感染爆発！医療現場の最前線
全国的にインフルエンザの感染が急拡大し、医療機関はパンク状態に陥っています。複数の感染症の同時流行や薬剤不足も懸念される中、年末年始の医療体制はどうなるのでしょうか？
alt東京都内のクリニックの待合室は患者で溢れかえっている様子
東京都内のいとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長は、「生物学的に大変なことが起こっている」と現状を深刻に受け止めています。クリニックでは、診療開始後わずか10分で待合室が満杯になり、電話予約もキャンセル待ちの状態が続いているとのこと。12月に入って患者数は急増し、取材日前日には35人に検査を実施したところ、24人がインフルエンザ陽性という過去最多の結果が出ました。
コロナ禍の影響で免疫力低下？
伊藤院長は、コロナ禍でインフルエンザの感染機会が減ったことが、現在の免疫力低下につながっていると指摘します。昨年もインフルエンザは流行しましたが、感染者は一部にとどまり、多くの人が免疫を獲得できていない状況です。
alt伊藤博道院長
「コロナと違ってインフルエンザは慣れている」と安易に考えている人もいるかもしれませんが、決して油断は禁物です。伊藤院長は、クリニックに来る途中で意識を失って倒れる患者もいると警鐘を鳴らしています。
年末年始の発熱…どうすればいい？
年末年始は多くの医療機関が休診となるため、発熱などの症状が出た場合はどうすれば良いのでしょうか？まずは、市町村のホームページや電話相談窓口などで診療可能な医療機関を確認しましょう。
家庭でできる対処法
発熱時は、安静にして十分な水分補給を心がけましょう。解熱剤を使用する場合は、用法・用量を守り、市販薬の併用は避けましょう。また、周りの人に感染させないよう、マスクの着用や咳エチケットを徹底しましょう。
altインフルエンザの感染者数のグラフ。急激な増加を示している。
厚生労働省の発表によると、12月15日までの1週間で、1医療機関あたりのインフルエンザ報告数は19.06人と、注意報レベルの10人を大幅に超えています。1週間ごとに倍増を繰り返しており、感染拡大の勢いは止まりません。
インフルエンザを予防するには？
インフルエンザの予防には、手洗い・うがい、マスクの着用、適切な湿度管理、十分な睡眠、バランスの良い食事など、基本的な感染対策が重要です。「感染症対策アドバイザーの山田さん（仮名）」は、「日頃から免疫力を高める生活習慣を心がけることが大切です」と述べています。また、インフルエンザワクチンの接種も有効な予防策の一つです。
alt気を失って倒れている患者を医師が診察している様子
インフルエンザの流行は、私たち一人ひとりの意識と行動で防ぐことができます。年末年始を健康に過ごすためにも、感染対策を徹底し、正しい情報に基づいて行動しましょう。
この記事は、インフルエンザの現状と対策についてまとめたものです。読者の皆様が健康に年末年始を過ごせるよう、jp24h.comは最新情報を発信していきます。
