滋賀の医薬品メーカー 原材料の輸入停止でピンチ

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売り上げが急増している日新薬品工業の大北正人社長と同社のトローチ

売り上げが急増している日新薬品工業の大北正人社長と同社のトローチ
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 甲賀流忍者が薬を売って諸国を売り歩いたことから「薬のまち」として知られる滋賀県甲賀市に拠点を置く医薬品メーカーに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が出ている。マスクなどの関連商品の売り上げが大幅に増加する一方で、中国産の原材料や容器などの供給が工場の稼働停止などでストップ。メーカーからは「5月以降の生産のめどが立たない」と不安の声があがっている。

 甲賀市には現在も、せき止めシロップやトローチなどのなめ薬を生産する医薬品メーカーなど13事業者が拠点を置き、年間生産額が計約580億円に上る主要な地場産業となっている。

 1月に入り、国内でも新型コロナウイルスの感染が確認されると、市内のメーカーが生産する医薬品の売り上げが急増。口内の消毒などのために服用されるなめ薬「トローチ」で国内有数のシェアを持つ「日新薬品工業」(同市甲賀町田堵野)では、1、2月の売り上げが前年比でそれぞれ倍以上に増加。一部の取引先向けでは3倍を超えた。

 大北正人社長は「昨年10月以降は消費税率引き上げの影響もあって売り上げは低迷していたが、新型肺炎の報道が増えた1月以降、売り上げが急増している」と説明する。同社が昨年開発したものの、大半が売れ残っていた活性炭入りマスク「にんたんマスク」数千個が1日で売り切れたといい、「品薄のマスクの代わりに店頭に置く小売店もあるようだ」と大北社長。

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