北海道、局地的大雪に警戒！上川・留萌・空知地方は積雪50cm超の恐れも

北海道の皆様、年末年始を前に、大雪への備えは万全でしょうか？本記事では、最新の気象情報に基づき、今後の北海道の雪の状況、特に上川、留萌、空知地方における大雪の可能性について詳しく解説します。また、年末年始の移動に関する注意点や、安全に過ごすための対策についてもご紹介します。

今後の北海道の雪の状況は？上川・留萌・空知地方を中心に大雪の恐れ

北海道の雪雲レーダー画像。上川、留萌、空知地方に雪雲が集中している様子

12月28日夕方から、上川、留萌、空知地方を中心に雪が強まる見込みです。29日午後6時までの24時間降雪量は、多い所で50cm前後に達する大雪となる恐れがあります。

気象予報士の佐藤美穂氏（仮名）は、「強い寒気の影響で、日本海上で発生した雪雲が北海道に流れ込み、局地的に強い雪を降らせるでしょう。特に上川、留萌、空知地方では積雪が急激に増加する可能性があり、警戒が必要です。」と解説しています。

北海道の天気図。冬型の気圧配置と上空の寒気の様子

現在、北海道付近は冬型の気圧配置となっており、上空に非常に強い寒気が流れ込んでいます。この寒気の影響で、日本海上で発生した雪雲が北海道に集束し、局地的に強い雪を降らせる状況が続く見込みです。

北海道大学気象学研究室の資料によると、山岳地帯に囲まれた上川、留萌、空知地方は、地形の影響で雪雲が滞留しやすく、大雪になりやすい傾向があるとのことです。

北海道の天気予報図。30日は冬型の気圧配置が緩み、穏やかな天気となる予想

30日は冬型の気圧配置が緩み、上空の寒気も弱まるため、道北や道央の雪の降り方は弱まり、比較的穏やかな天気となるでしょう。年末最後の買い出しや帰省、旅行などの移動には良い日和となりそうです。

しかし、既に積雪が多くなっている地域では、屋根からの落雪や路面の凍結などに注意が必要です。移動の際は、最新の交通情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

大雪による交通障害や雪崩、落雪など、様々な危険が潜んでいます。不要不急の外出は控え、安全を最優先に行動しましょう。

年末年始は、家族や友人と過ごす大切な時間です。しっかりと備えを行い、安全で楽しい年末年始をお過ごしください。