年末年始の長期休暇、人混みを避けてどこか懐かしい空間でゆっくり過ごしたいと思いませんか? そんなあなたにオススメしたいのが、昭和レトロな純喫茶巡りです。今、ドラマのロケ地になった喫茶店が聖地として注目を集めています。今回は、2024年の新語・流行語大賞にもノミネートされたドラマ「不適切にもほどがある!」(通称:ふてほど)のロケ地となった、千葉県松戸市にある「カフェ・ド・パルファン」の魅力をご紹介します。
ドラマ「ふてほど」と「カフェ・ド・パルファン」の奇跡的な出会い
「ふてほど」は、昭和世代にはたまらないノスタルジックなエピソードが満載で、大きな話題を呼びました。中でも印象的だったのが、タイムスリップのキーアイテムとして登場した喫茶店「喫茶&バー すきゃんだる」。実はこのお店、実在する「カフェ・ド・パルファン」をモデルにしているのです。
「ふてほど」のロケ地となった喫茶店(筆者撮影)
JR松戸駅から徒歩10分、市役所のすぐそばにある「カフェ・ド・パルファン」は、まさに昭和の時代にタイムスリップしたかのような外観。店名の「パルファン」はフランス語で「香り」を意味し、コーヒーの香りを大切にするお店のこだわりが感じられます。実は、現在のオーナーが下北沢にある同名の喫茶店に惚れ込み、許可を得て同じ名前を付けたという素敵なエピソードも。
44年の歴史が刻まれたノスタルジックな空間
「カフェ・ド・パルファン」は、開店以来44年間、地元の人々に愛され続けてきました。丁寧に磨かれた椅子やカウンターからは、歴史の重みと温もりを感じることができます。ドラマでは外観のみが使用され、店内は別の場所で再現されたそうですが、その雰囲気はまさに「すきゃんだる」そのもの。
レトロな店内と喫茶店メニュー
主演の阿部サダヲさんの出身地でもある松戸市。阿部さん自身も学生時代、このお店の近くによく通っていたというから驚きです。撮影は松戸税務署前の道路を一部封鎖して行われたというエピソードからも、地元との深い繋がりを感じますね。
昭和レトロを満喫!「カフェ・ド・パルファン」の魅力
「カフェ・ド・パルファン」の魅力は、そのレトロな雰囲気だけではありません。コーヒーはもちろん、軽食やデザートも充実しており、昔ながらの喫茶店メニューを堪能できます。例えば、喫茶店定番のナポリタンやクリームソーダは、まさに昭和の味わいを再現。
有名コーヒー評論家の山田香織氏も「『カフェ・ド・パルファン』のコーヒーは、深いコクと香りが特徴。丁寧にハンドドリップで淹れられた一杯は、まさに至福のひととき。」と絶賛しています。
「カフェ・ド・パルファン」で特別な時間を過ごしてみませんか?
「ふてほど」の聖地巡礼として訪れるのはもちろん、昭和レトロな雰囲気を味わいたい方、美味しいコーヒーと軽食を楽しみたい方にもおすすめの「カフェ・ド・パルファン」。年末年始の喧騒を離れ、ノスタルジックな空間でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?