運転免許証、毎日目にしているけれど、その12桁の番号に隠された意味、ご存知ですか?実は、ただの数字の羅列ではなく、あなたの運転免許証の歴史が刻まれているのです。この記事では、各桁が何を表しているのか、そして末尾の数字が持つ意外な影響について詳しく解説します。
免許証番号:北から南へ、過去から現在へ
免許証番号の最初の2桁は、免許を初めて取得した都道府県を示しています。北海道なら10番台、東北地方なら20番台といったように、北から南へ順番に割り振られています。例えば「30」で始まる番号なら、東京で初めて免許を取得したことが分かります。まるで日本の地理を旅するような、そんな番号の始まりです。
続く3~4桁目は、初取得年を表しています。「85」なら1985年、「07」なら2007年となります。年齢を気にしている方は、この部分にも注意が必要かもしれませんね。
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5~10桁目は、各都道府県が独自に管理している番号です。具体的な内容は公開されていませんが、各公安委員会の基準に基づいて割り振られています。11桁目はチェックディジットと呼ばれるもので、入力ミスを防ぐための番号です。
変化する末尾の数字:再交付の回数を表す
そして最後の12桁目。これは免許証番号の中で唯一、変化する可能性のある数字です。原付免許から普通免許、大型免許、二種免許と取得しても番号は変わりませんが、末尾の数字だけは例外です。
この数字は、免許証の再交付回数を表しています。一度も失くしたことがなければ「0」のままですが、2回再交付を受けていれば「2」になります。
末尾の数字「5」以上の影響:住宅ローン審査にも影響する?
末尾の数字が「5」以上、つまり5回以上再交付を受けている場合、自己管理能力が低いとみなされ、住宅ローンなどの審査に影響する可能性があると噂されています。
金融機関の関係者によると、免許証番号の末尾だけで判断することはないものの、参考にすることはあるとのこと。携帯電話料金の滞納などで信用情報に傷がある場合よりは軽いものの、注意が必要な点と言えるでしょう。
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しかし、実際に末尾が「5」の方々に話を聞いてみると、ローン審査で特に問題になったケースは少ないようです。本人確認書類として免許証を提示しても、末尾の数字が問題視されることはなかったという声が多く聞かれました。
免許証の再交付と犯罪:要らぬ疑惑を避けるために
免許証の再交付は、紛失が主な理由ですが、中には犯罪目的で再交付を受けるケースも存在します。運転免許証はパスポートと同様に、偽造や情報改変のリスクが高いため、再交付回数が多いと犯罪への関与を疑われる可能性も否定できません。
免許証を紛失した場合は、速やかに警察に届け出ることが重要です。近年は電子申請も可能なので、スマートフォンやパソコンから簡単に手続きできます。
まとめ:免許証番号はあなたの歴史
運転免許証番号は、ただの数字の羅列ではなく、あなたの免許取得の歴史が刻まれたものです。各桁の意味を知ることで、免許証をより身近に感じることができるのではないでしょうか。そして、末尾の数字には意外な落とし穴があることも覚えておきましょう。免許証を大切に保管し、万が一紛失した場合は速やかに届け出ることで、要らぬ疑惑を避けるように心がけましょう。