紅白歌合戦2024。今年も大晦日の夜を彩る華やかなステージが幕を閉じました。豪華アーティストたちの熱唱、そして様々なサプライズ演出…お茶の間を沸かせた紅白の裏側には、一体どんなドラマがあったのでしょうか？今回は、芸能リポーターとして長年紅白歌合戦を取材してきた視点から、その舞台裏を深く掘り下げてご紹介します。
厳戒態勢のリハーサル、そして本番へ
今年の紅白歌合戦のリハーサルは、例年以上に秘密裏に進められていました。公開リハーサルもごく一部に限られ、本番まで多くの演出がベールに隠されていたのです。そのため、私たち取材陣も視聴者と同じように、どんな紅白になるのかドキドキしながら見守っていました。
橋本環奈、有吉弘行、伊藤沙莉ら紅白歌合戦出演者
B’zの衝撃サプライズ！舞台裏の秘密作戦
中でも、NHK悲願の初出場を果たしたB’zの演出は、まさに衝撃的でした。当初、別スタジオからの出演と聞いていましたが、なんと観客席のあるNHKホールにサプライズ登場！「LOVE PHANTOM」と「ultra soul」の圧巻のパフォーマンスに、会場のボルテージは最高潮に達しました。このサプライズは、司会者だけでなくNHK広報担当者も知らなかったという徹底ぶり。まさに極秘作戦と言えるでしょう。
藤井風、ニューヨークからの生中継で魅せる
B’zの興奮冷めやらぬ中、今度は藤井風さんがニューヨークから生中継で「満ちてゆく」を披露。熱狂的なステージから一転、ニューヨークの街並みを背景にしたしっとりとしたパフォーマンスは、生放送ならではの緊張感と、生の歌声の素晴らしさを存分に伝えてくれました。
放送100年を彩る特別企画、レジェンドたちの共演
2025年3月の放送100年に先駆けて行われた特別企画も大きな見どころでした。南こうせつさんの「神田川」、イルカさんの「なごり雪」…昭和のフォークブームを牽引したレジェンドたちの歌声は、多くの視聴者の心に深く響いたのではないでしょうか。
氷川きよし、圧巻の歌唱で「おかえり！」
そして、1年8ヶ月ぶりの本格復帰を果たした氷川きよしさん。パワフルな歌声は健在で、紅白には欠かせない存在感を改めて示しました。
THE ALFEE、70歳とは思えないエネルギッシュなステージ
41年ぶり2回目の出場となったTHE ALFEEも、70歳とは思えないエネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了。「新人のつもりでやる」と語っていた彼らのステージは、まさにロックバンドの鑑と言えるでしょう。
こっちのけんと、郷ひろみとの夢の共演
マルチアーティスト・こっちのけんとさんは、郷ひろみさんと共に「はいよろこんで」を披露。郷ひろみさんの完璧な振り付け、そしてこっちのけんとさんの緊張と喜び…夢の舞台が実現した瞬間でした。
平野紫耀、三山ひろし、水森かおり…紅白ならではの演出
King & Princeの平野紫耀くんが「パプリカ」で楽しそうに踊る姿、三山ひろしさんのけん玉、水森かおりさんのドミノ倒し…紅白ならではの演出も、今年も大きな盛り上がりを見せました。
舞台裏での感動エピソード
放送後の取材では、南こうせつさん、イルカさん、福山雅治さんの貴重なスリーショットが実現。福山さんが初めてCMでカバーした曲がイルカさんの「なごり雪」だったというエピソードも明かされ、感動的な場面となりました。
新浜レオン、Mrs. GREEN APPLE…フレッシュな顔ぶれも活躍
紅白初出場の新浜レオンさんは、持ち前の明るさで取材陣を盛り上げ、Mrs. GREEN APPLEの大森さんは「来年も健康に過ごして、たくさんリリースしたい」と力強く宣言してくれました。
紅白歌合戦2024は、サプライズと感動に満ちた、まさに夢の舞台でした。出演者の皆様、素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました！
