1990年代の日本のテレビドラマ史に輝く金字塔、「101回目のプロポーズ」。フジテレビの“月9ドラマ”として社会現象を巻き起こし、浅野温子と武田鉄矢の名演は、放送から30年以上経った今も多くの人々の心に深く刻まれています。このたび、その感動的なラブストーリーの新たな章となる連続ドラマ「102回目のプロポーズ」の制作が発表されました。地上波放送に加え、FODでの独占配信も決定しており、往年のファンから新しい世代まで、幅広い視聴者の注目を集めること間違いなしです。
伝説の「101回目のプロポーズ」が34年ぶりに蘇る新ドラマ
鈴木おさむ氏が放送作家・脚本家を引退する数年前から、熱烈に続編制作を願っていたという「102回目のプロポーズ」。大ヒットから34年の時を経て、鈴木氏本人が企画として立ち上がり、ついに連続ドラマとして始動します。「101回目のプロポーズ」の最終回で固い絆を結んだ矢吹薫(浅野温子)と星野達郎(武田鉄矢)は、結婚していました。今回の続編では、彼らの間に生まれた娘を主人公とした新たなラブストーリーが展開されます。前作のファンが懐かしさを感じながら楽しめる要素が満載であると同時に、単なる恋愛ドラマに留まらない、笑いと涙に溢れる人間味豊かなヒューマンラブストーリーへの期待が高まっています。
「102回目のプロポーズ」制作発表を伝えるTVガイドWebの記事ビジュアル
豪華キャスト陣が織りなす新たなラブストーリーの展望
本作の物語を彩る主要キャスト陣には、実力派から人気者まで豪華な顔ぶれが揃いました。
主人公・星野光役:唐田えりか
薫と達郎の娘として生まれ、母と同じチェリストの道を歩む主人公・星野光(ひかり)役には、唐田えりかが抜擢されました。Netflixドラマ「極悪女王」で長与千種役を熱演し、その体当たりの演技で高い評価を得た彼女が、2人の男性の間で揺れ動く繊細な役柄に挑みます。
光に一目ぼれする青年・空野太陽役:霜降り明星せいや
光に一目ぼれする青年・空野太陽役を演じるのは、人気お笑いコンビ・霜降り明星のせいや。テレビで見ない日はないほどの人気を誇る彼が、ドラマ「テセウスの船」(TBS系)での演技も高く評価されるなど、俳優としても注目を集めています。等身大の魅力と確かな存在感で、新たな一面を見せることでしょう。
光の恋人・大月音役:伊藤健太郎
光の現在の恋人・大月音(おおつき・おと)役には、伊藤健太郎が決定しました。映画「静かなるドン」シリーズでの主演や、映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(2023年)での好演により、第47回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、若手実力派として活躍。深みのある演技で物語に厚みを加えます。
父・達郎役:武田鉄矢が帰還
そして、忘れてはならないのが、武田鉄矢演じる光の父・達郎の存在です。「101回目のプロポーズ」で薫と結ばれた達郎は、今や自身の建築会社を経営しつつ、愛娘・光の幸せだけを願う父親として登場します。前作で達郎と純平が繰り広げたユーモラスな掛け合いを彷彿とさせる、達郎と太陽の絡みは、本作の大きな見どころの一つとなることでしょう。
「101回目」ファンも必見!笑いと涙のヒューマンラブストーリー
「102回目のプロポーズ」は、伝説的な前作の世界観を受け継ぎながらも、現代に生きる人々の心に響く新しい物語を描き出します。浅野温子と武田鉄矢が演じた薫と達郎のその後、そして彼らの娘である光が織りなす新たな人間関係や恋愛模様は、往年のファンには懐かしさを、そして新しい視聴者には新鮮な感動を提供するはずです。笑いあり、涙ありのヒューマンラブストーリーとして、その放送が今から待ち望まれます。
参考文献: