お部屋が散らかっている、モノが多いと感じつつも、どこから手を付けたらいいのかわからない…そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。この記事では、YouTubeチャンネル登録者数16万人を超える人気整理収納アドバイザー二見文直氏(仮名)の著書『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』を参考に、スマホ動画を使った驚きの片付け術をご紹介します。
なぜ動画撮影が効果的なのか?
普段の生活の中で、私たちは無意識に「ちょっとした不便」をやり過ごしています。例えば、玄関に置かれた段ボールを跨いで家に入ったり、特定の場所にモノが積み上がっていても、それが当たり前になってしまい、違和感を感じなくなってしまうのです。
しかし、これらの「ちょっとした不便」が積み重なると、時間のロスやストレスにつながることも。そこで、スマホで部屋の動画を撮影してみることで、普段意識していない行動パターンや問題点が浮き彫りになるのです。
具体的な撮影方法とチェックポイント
玄関編
玄関から廊下、そしてリビングへと移動する際、どのような動きをしているかを撮影してみましょう。靴を脱ぎ履きする際、スムーズに動けているか、何か邪魔になっているものはないか、玄関ドアの開閉に支障はないかなど、普段何気なく行っている動作に注目してみてください。
玄関の動画撮影例
リビング編
リビングでくつろいでいる時の様子も撮影してみましょう。ソファに座る、テレビのリモコンを取る、雑誌を読むなど、普段のリラックスした状態での行動パターンを把握することで、家具の配置やモノの収納場所を見直すヒントが見つかるかもしれません。
キッチン・ダイニング編
キッチンからダイニングへの動線も重要なポイント。料理を運ぶ、配膳する、食事をする、後片付けをするといった一連の動作を撮影し、無駄な動きやボトルネックがないかを確認しましょう。
実例:無意識の行動に隠された問題点
二見氏によると、ある依頼者のケースでは、玄関に置かれた大きな段ボールを跨いで家に入るという行動が日常化していました。依頼者自身は全く意識していませんでしたが、動画を見ることでその事実に気づき、スカートではなくパンツスタイルを選ぶようになった理由も、段ボールを跨ぎやすいからだと判明したそうです。
まとめ:動画で「気付き」を得て、快適な空間へ
日常生活を動画で撮影し、客観的に観察することで、普段意識していない「ちょっとした不便」に気づくことができます。まさに「灯台下暗し」ですね。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひご自身の生活空間を見直してみてください。きっと、より快適で過ごしやすい住まいづくりにつながるはずです。
整理収納アドバイザーの資格を持つ佐藤恵美氏(仮名)も、「動画撮影は、クライアント自身に問題点を気づいてもらうための有効なツール」と述べています。 専門家の意見も参考に、あなたも今日からスマホ片手に、お部屋の整理整頓を始めてみませんか?