“飲酒運転”による事故が相次いでいます。8台が巻き込まれた神奈川県横須賀市での5日の事故に続き、京都市でも6日朝、乗用車が路線バスに正面衝突。運転手の男が酒気帯び運転などの疑いで逮捕されました。
■高級外車がバスと正面衝突
ゴールデンウィーク最終日。多くの観光客でにぎわう京都市で、またしても飲酒運転による事故が起きました。警察などによると、午前8時40分ごろ、京都市上京区の千本通りのバス停で、市の路線バスに正面から走ってきた高級外車のSUVが衝突。現場は世界遺産『二条城』から約1キロの場所。大きな交通障害にはなりませんでしたが、一時、渋滞が発生したといいます。
理髪店の店主
「店を掃除している時に音がボゴンとして。まさかここで事故が起きているとは思わなくて」
(Q.乗用車の運転手は)
「しばらく出てこなかった。エアバッグが顔に当たって運転手も見えなかった」
この事故で、バスに乗っていた女性(70)が顔にけがをしました。
衝突されたバスの乗客
「女性の高齢者が『おでこをぶつけた』と。そのまま救急車に乗っていった。前に蛇行してくる車が見えて、気付いたら衝撃がきた。(赤い車は)1回、反対車線の歩道近くまで行って、バスに突っ込んできた」
バスの乗客によると、赤い高級外車は最初、対向車線を走っていたものの、その後、蛇行し、停車していたバスに突っ込んできたといいます。高級外車運転していたのは、神戸市の会社員・市原涼太郎容疑者(24)で、呼気からアルコールが検知されたため、酒気帯び運転などの疑いで現行犯逮捕されました。
衝突されたバスの乗客
「このあたりに立っていたら、ドライバーが車道から歩いて来て、頭を下げて謝ってきた。『本当に申し訳ないです』と頭を下げて丁寧に謝っていた。ゴールデンウィークではしゃぐのは分かるけれど(飲酒の状態で)車を運転するのはやめてもらいたい」
市原容疑者は「事故を起こしたことに間違いないが、お酒は抜けていると思っていた」と供述しています。