芸人・山口智充さん、愛称“ぐっさん”が2024年に芸歴30周年を迎えました。芸能界という激動の世界で、30年もの間第一線で活躍し続ける秘訣とは一体何でしょうか? デビュー当時から変わらないという仕事への向き合い方、そして“ぐっさん”であり続けるためのセルフプロデュース術について、jp24h.comが迫ります。
常に初心を忘れず「楽しめなくなったら、やめる」
30年の節目を迎えた今、山口さんは「“ぐっさん”を楽しめなくなったら、いつでもやめようと思ってます」と語ります。幼い頃から人を笑わせることが大好きだったという山口さん。会社員として営業職に就いた後も、芸人への夢を諦めきれず、1994年に芸能界へ飛び込みました。
「やりたい仕事だからこそ、楽しめなくなったらやめようと思いながら続けてきました。もちろん、周囲に迷惑をかけるようなことはあってはなりませんが、もし本当にそうなったら、『今日にでもやめる』と決めています。」
山口智充さん
驚くべきことに、山口さんは「学生時代からやっていることは何も変わっていない」と断言します。小学校1年生の頃から、給食の時間などに面白いことを言って、周りの友達を笑わせていたそうです。
「誰かを笑わせるためというより、人を笑わせている自分が好きなんです。そして、みんなが笑っている空間が大好き。こんなに楽しいことを、楽しくないと思いながらやるのは失礼だと思うんです。そんな人間がやる仕事じゃない。」
仕事も人生も楽しむ!“ぐっさん”プロデュース術
山口さんにとって、仕事は人生を楽しむための一つの手段。仕事も含めて、人生をどう楽しむかが大切だと考えています。
「たとえ大変な仕事でも、どうやったら楽しめるかを考えます。結果、楽しめたらその日が楽しい一日になり、そんな日が続けば、振り返った時に人生も楽しかったと思える。」
そして、芸能人としての“ぐっさん”をプロデュースできるのは、自分自身しかいないと語ります。
「僕は“ぐっさん”が大好きなんです。自分で見ても楽しい人だなって(笑)。そして、そんな楽しい人でいたいと思っています。」
番組のプロデューサーやディレクター、所属事務所など、客観的に見てくれる人やサポートしてくれる存在はいるものの、最終的には、芸能界での立ち回り方や現場での言動、全ては自分にかかっていると考えています。
「自分という畑を耕し、“ぐっさん”という食材をいかに美味しくしていくか。“最高です”と自信を持って現場に届けられるか。そして、どこに出荷するのかという判断も自分でしなければいけない。」
常に進化し続ける“ぐっさん”
30年間、第一線で活躍し続ける山口さん。その秘訣は、常に初心を忘れず、仕事も人生も楽しむという姿勢、そして自分自身をプロデュースしていく力にあると言えるでしょう。