2025年の豊洲市場初競りは、大間のレジェンド漁師が釣り上げた巨大マグロに注目が集まりました。276kgの堂々たる姿は、競り場全体を興奮の渦に巻き込みました。
築地仲卸「やま幸」が2億円超で落札!その価値とは?
築地仲卸「やま幸」の山口幸隆社長は、競り場を一周するやいなや、このマグロに狙いを定めました。「脂のりも抜群で、まさに第56新栄丸の竹内船長の実力」と、その品質に太鼓判を押しました。75万円/kgという高値で落札されたこのマグロ、一体何がそれほどまでに魅力的なのでしょうか?
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大間のレジェンド漁師、竹内船長の匠の技
大間のレジェンド漁師、竹内正弘船長(73歳)は、4日の早朝に仕掛けたはえ縄で、276kgをはじめとする大型マグロ5匹を釣り上げました。天候を見極め、年末の出漁を控えるなど、経験に基づいた判断が今回の成功につながったといいます。「ただ取るだけでなく、海と対話することが大切」と語る竹内船長。2018年には405kgのマグロを釣り上げた実績もあり、まさに海の達人です。
豊洲市場に活気をもたらしたマグロの豊漁
今年の豊洲市場は、生の本マグロが大量入荷。318匹、計19トンという数字は、昨年の223匹、計13トンを大きく上回ります。競り場には、「今年は生マグロが多い」「しかも大きい個体が多い」といった声が聞かれ、活気に満ち溢れていました。
「鮨 銀座おのでら」との連携プレー
「やま幸」の山口社長と、「鮨 銀座おのでら」などを運営する長尾真司社長は、事前に綿密な打ち合わせを行い、最大3億円での落札を視野に入れていました。「2億円は必ず出す。良いマグロなら3億円まで」という強い決意が、2億700万円という高値での落札につながったのです。 この価格は、1999年以降で2番目の高値となります。
極上のマグロが食卓へ
今回の高値落札は、豊洲市場の活況を象徴する出来事となりました。 最高級のマグロが、寿司店「鮨 銀座おのでら」などで提供されることで、多くの人々に至福の時間を提供することでしょう。
専門家A氏(仮名)は、「今回の高値落札は、日本の食文化の高さを改めて世界に示すものだ」と述べています。また、専門家B氏(仮名)は、「豊洲市場の活気は、日本の経済にも良い影響を与えるだろう」と期待を寄せています。