カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のパシフィックパリセーズをはじめとする高級住宅地で、乾燥した強風にあおられ大規模な山火事が発生しました。3万人以上が避難を余儀なくされ、消火活動は難航を極めています。jp24h.comでは、この深刻な山火事の現状、被害状況、そして今後の見通しについて詳しくお伝えします。
高級住宅地パシフィックパリセーズを襲った炎、避難命令で3万人以上が家を追われる
1月7日、ロサンゼルス近郊のパシフィックパリセーズで発生した山火事は、瞬く間に広がり、周辺地域にも延焼しています。乾燥した強風、いわゆる「サンタアナ風」が火の勢いを加速させ、消火活動は困難を極めています。当局は3万人以上の住民に避難命令を発令し、多くの人々が不安な夜を過ごしています。
alt ロサンゼルス近郊で発生した山火事の様子。乾燥した強風にあおられ、炎が激しく燃い上がっている。
複数の火災発生、被害拡大の懸念
パシフィックパリセーズの火災以外にも、パサデナ近郊やサンフェルナンドバレーでも新たな火災が発生しており、被害は拡大の一途を辿っています。パサデナでは高齢者施設の入居者約100人が避難を強いられ、サンフェルナンドバレーでも一部住民が避難を開始しています。複数の火災が同時多発的に発生していることから、消防当局は対応に追われており、更なる延焼が懸念されています。
ニューサム知事が非常事態宣言、バイデン大統領の訪問計画にも影響
カリフォルニア州のニューサム知事は、今回の山火事を受けて非常事態宣言を発令しました。これにより、州政府は迅速な対応が可能となり、被災者への支援も強化されます。また、山火事の影響はバイデン大統領の訪問計画にも及び、大統領専用機はロサンゼルスに着陸したものの、予定されていた式典はホワイトハウスで行われることになりました。バイデン大統領は声明で、パシフィックパリセーズの火災鎮圧に必要な連邦政府の支援を提供すると表明しています。
ハリウッドスターも避難、被害状況は不明
パシフィックパリセーズは、ハリウッドスターをはじめとする著名人が多く住む高級住宅地として知られています。俳優のジェームズ・ウッズ氏も避難したことをSNSで報告していますが、自宅の被害状況は不明とのことです。
消火活動は難航、強風と乾燥した気候が火災拡大を助長
消防隊員は懸命の消火活動を行っていますが、強風と乾燥した気候が火災の拡大を助長しており、鎮火の目処は立っていません。空からはヘリコプターによる空中散水が行われ、地上では消防車やブルドーザーが投入されています。しかし、海岸へ通じる主要道路は一本しかなく、交通渋滞が発生し、住民らは徒歩で避難するなど混乱が生じています。
alt 消防隊員が消火活動にあたる様子。乾燥した強風の中、懸命の消火活動が続けられている。
今後の見通し、更なる延焼の危険性も
気象当局によると、夜間に最も強い風が予想されており、火災がさらに拡大する危険性があります。避難地域も拡大する可能性があり、住民の不安は高まるばかりです。専門家は、「乾燥した植生と強風が重なり、非常に危険な状況だ。今後の天候次第では、被害がさらに拡大する可能性もある」と警鐘を鳴らしています。
まとめ：予断を許さない状況、今後の情報に注意を
ロサンゼルス近郊の山火事は、依然として予断を許さない状況です。jp24h.comでは、引き続き最新情報をお届けしていきます。住民の皆様は、今後の情報に注意し、身の安全を第一に行動してください。
