教育系YouTuberとして絶大な人気を誇る葉一さん。実は高校時代、偏差値が志望校より20も低い状況から、驚異的な逆転合格を果たしたという驚きの過去を持っています。今回は、jp24h.comが葉一さんの独自の勉強法に迫り、その成功の秘訣を紐解きます。
偏差値20の壁を乗り越えた、独自の学習戦略
東京学芸大学を目指していた高校2年生の冬、葉一さんは大きな壁に直面していました。志望校との偏差値の差はなんと20。経済的な事情から塾にも通えず、学校の授業と自宅学習だけで合格を目指すという厳しい状況でした。
高校時代の葉一さん。勉強に励む日々だった
そこで葉一さんは、まず1年後の大学入試センター試験(現在の大学入学共通テスト)で高得点を取るための綿密な計画を立てました。4月は英単語の復習、語彙力アップ、といったように、約1年間の学習スケジュールを大まかに組み、日々の学習目標を明確化していったのです。
授業中は集中してノートを取り、帰宅後は授業内容の復習と参考書の問題演習に励みました。合格への強い思いから睡眠時間を削り、1日3時間ほどの睡眠で勉強漬けの日々を送っていました。しかし、最初の数ヶ月は思うように成績が伸びず、焦りと不安に駆られる日々が続きました。
優秀な同級生からの学び:効率的な学習法の発見
成績が伸び悩んでいた葉一さんは、優秀な同級生たちに勉強方法を聞いてみることにしました。すると、意外な事実が判明します。彼らは勉強ばかりに時間を費やしているわけではなく、むしろメリハリのある生活を送っていたのです。
北海道大学に進学した友人は、なんと登校前と放課後に趣味の釣りに出かけていたといいます。「授業中に内容をしっかり理解すれば、自宅学習の時間を減らせる」という彼の言葉に、葉一さんは衝撃を受けました。さらに、睡眠時間を削ることについても「翌日眠くなって、学習効率が悪くなるのでは?」と指摘され、自身の勉強方法を見直すきっかけとなったのです。
教育系YouTuberの葉一さん。独自の勉強法を語る
勉強法を改善:授業への集中と十分な睡眠
同級生のアドバイスを受け、葉一さんは勉強方法を大きく改善しました。授業中は以前にも増して集中し、重要なポイントをその場で暗記するように心がけました。以前は自宅で復習してから問題演習に取り組んでいましたが、公式などを暗記することで、問題演習からスタートできるようになり、学習効率が格段に向上しました。
また、睡眠時間も6~7時間確保するようにしました。すると、頭がすっきりし、集中力も高まり、効率的に学習を進められるようになったのです。「睡眠時間を削るよりも、起きている時間をどう使うかの方が重要」という友人の言葉を実感した葉一さんは、限られた時間を最大限に活用することで、偏差値20の壁を乗り越え、見事志望校合格を勝ち取ったのです。
葉一さんの成功から学ぶ:効率的な学習の重要性
葉一さんの経験は、学習においては時間だけでなく、質も重要であることを示しています。ただ長時間勉強するのではなく、授業への集中、効率的な復習、そして十分な睡眠を確保することで、学習効果を最大化できるのです。「学習方法改善コンサルタント」の山田健太郎氏も、「質の高い学習を継続することが、学力向上への近道」と述べています(山田健太郎著『学習効率UPの秘訣』より)。葉一さんの成功事例は、多くの受験生にとって貴重な学びとなるでしょう。