コーヒーの奥深い世界に魅了された8歳の少年バリスタ、小澤俊介くん。大学生を相手にバリスタの大会で優勝し、自ら焙煎・ブレンドした豆を販売するなど、驚きの活躍を見せています。jp24h.comでは、彼のコーヒーへの情熱と将来の夢に迫ります。
ハニーラテから始まったコーヒーとの出会い
小澤くんとコーヒーの出会いは、3年前、母親の舞奈美さんと訪れたカフェでの一杯のハニーラテでした。翌月、同じカフェで再びハニーラテを飲んだ小澤くんは、「前より苦い」と異変に気づきます。実は店主の中楯聡さんが焙煎を少しミスし、抽出方法を調整していたのです。この出来事をきっかけに、中楯さんは小澤くんの類外れた味覚に気づき、最高級品種「ゲイシャ」を振る舞います。小澤くんは「ゲイシャ」のおいしさを見事に表現し、コーヒーの魅力にすっかり取りつかれました。
alt=真剣な表情でコーヒーを淹れる小澤俊介くん
悔しさをバネに成長、コーヒー日記で努力の記録
コーヒーの魅力に惹かれた小澤くんは、中楯さんを師匠と仰ぎ、コーヒーの歴史や淹れ方を学び始めます。しかし、ある日、常連客にコーヒーを淹れる際に、お湯の量を19㏄多く注いでしまうという失敗を経験します。中楯さんからの厳しい指摘を受け、悔しさをバネにコーヒー日記をつけ始めました。「味がぼけた。おいしくなかった。人にのませたくなかった」と綴られた1ページ目からは、彼のコーヒーへの真剣な姿勢がうかがえます。毎日欠かさず水の分量を正確に注ぐ練習を繰り返すなど、努力を惜しまない小澤くんのひたむきな姿は、周囲の大人たちをも驚かせています。
大学生のバリスタ大会で優勝!独自のブランドも展開
努力を重ねた小澤くんは、昨年横浜市で開催された大学生向けのバリスタ大会「University Brewers Cup」で見事優勝!焙煎の技術は専門店の機械を使って習得し、豆のひき具合は師匠の教えを忠実に守っています。大会での優勝を機に、期間限定ストアを4回開催し、好評を博しました。さらに、5月には横浜市内で開催されるコーヒーマルシェへの出店も決定しています。自ら焙煎した豆を「オーロラ」「しののめ色」などと名付け、独自のブランドとして販売もしています。
コーヒーへの情熱と将来の夢
小澤くんにとってコーヒーの魅力は、「自由なところ」。渋みや苦みを感じながら、豆のひき具合を調整するなど、自分で考えて工夫する過程を楽しんでいるそうです。将来の夢は、世界中のコーヒー農園の賃金改革を行い生産者を守ること、そして師匠から教わったレシピを弟子に伝え、おいしいコーヒーを広めること。コーヒーへの情熱と大きな夢を持つ小澤くんの今後の活躍に期待が高まります。
8歳少年の挑戦は続く
コーヒーの世界で才能を開花させた小澤くん。九九はまだ完璧ではない普通の小学生でありながら、コーヒーのことになると大人顔負けの知識と技術を発揮します。好きなことをとことん追求する彼の姿は、私たちに多くの刺激と感動を与えてくれます。jp24h.comは、これからも小澤くんの挑戦を見守り、応援していきます。