3連休中も猛威を振るっているインフルエンザ。日々、多くの患者を診察している医師は、どのような方法で予防しているのでしょうか。
■3連休中もインフルエンザに感染した患者が…
都内のクリニック。3連休中も、インフルエンザに感染した患者がひっきりなしに押し寄せます。4歳の男の子は、39℃の高熱でぐったり。
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長
「ワクチンは打っている?」
母親
「ワクチンは打っていない」
伊藤院長
「打っていない人は要注意。39℃、40℃の熱は放っておかないほうが良い。薬を出すので」
「院内のタミフルのジェネリックどのくらい残っている?」
薬も不足しています。妊娠9カ月の妊婦は。
伊藤院長
「どこで感染したか思い当たる?」
妊婦
「あまり家を出ていない」
■“感染爆発”山梨で何が?
全国で感染が急拡大。47都道県すべてで、インフルエンザの流行が警報レベルに達しています。「かつてないほどの感染爆発」が起きている地域も。
山梨県感染症対策センター
井上修医師
「過去10年をみても、この規模の流行は経験がない」
山梨県 福祉保健部 医務課
清水康邦課長
「救急医療機関に電話で聞き取りをしたところ、9割の医療機関で通常よりひっ迫している」
山梨県では、インフルエンザの患者数が過去10年で最多のペースで急増しています。
先月29日までの1週間に報告された感染者数は、1医療機関あたり、87.15人で爆発的に感染が拡大。県内全域に「インフルエンザ警報」が発令されています。
山梨県にある「八ケ岳ホテル風か」では、エントランスに入ってすぐ消毒液が設置されています。感染拡大を受け、施設内の至る所で対策を徹底。宿泊客が必ず利用するフロント、エレベーターのボタン、客室のドアノブ、テレビのリモコン。
八ケ岳ホテル風か 齋藤美春さん
「(Q.ありとあらゆるものを?)こういったスイッチ類。引き出しのふたの部分。(宿泊客が)触るので」
客が触れるものを、くまなくアルコール消毒していきます。
齋藤さん
「部屋の鍵も客が戻すたびに1本1本消毒を行う」
宿泊客(40代)
「やっぱりあちらこちらに消毒液が置いてあると安心。娘のクラスも学級閉鎖になっていて、年末家族全滅して。インフルエンザA型で」
「早く寝るようにして少しでも免疫力を上げようとしている」
テレビ朝日