元NHKの大越健介キャスター(63)が15日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)にMCとして生出演。放送された。参院選(20日投開票)をめぐって、SNS上で飛び交う情報に対して、注意喚起を行う一幕があった。
番組では、朝日新聞が行った終盤の情勢調査とANNの取材で与党は序盤よりも劣勢で過半数の獲得が難しい状況だと伝えた。参政党(神谷宗幣代表)は15議席前後の獲得となる勢いで、選挙区で7議席前後を得る可能性と伝えた。比例でも野党のトップを争っているという。
大越はこの日の参院選報道を締めくくる形で、「どの情報を信じ、どの情報を信じないか。その判断が、かつてなく難しい国政選挙だということです。旧来の政党の求心力が弱っていく中で、投票先に迷う有権者がどのような情報に接し、どう判断していくのか」と投げかけた。
そして「私たち、マスメディアの責任ももちろん大きいですが、SNS上に氾濫する情報については、まず一呼吸置いて、真偽を含めて慎重に内容を見極めていくことをおすすめします」と視聴者に注意喚起。「この国の進路を決めるのは、情報環境がどう変わっても、有権者1人1人であることに変わりはないわけで。責任を持って、1票を投じたいと私は思っております」と宣言した。