【バンコク異例の寒波】常夏の街を襲う驚きの低温!タイの人々の暮らしに変化は?

タイといえば、常夏の楽園、熱帯のビーチリゾートを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし今、そのタイに異例の寒波が到来し、首都バンコクでは2017年以来の低温を記録しているのです。一体何が起きているのでしょうか?この記事では、バンコクの寒波の実態と人々の暮らしへの影響について詳しく見ていきます。

バンコクの気温、一体何度?

2024年1月13日、バンコクの気温はなんと15.2度まで下がりました。これは2017年以来の寒さで、タイ気象当局は少なくとも2月中旬までこの低温状態が続くと予想しています。普段は23度から33度で推移する1月の平均気温を考えると、いかに異常な寒さかお分かりいただけるでしょう。

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バンコクの人々の反応は?

バンコク中心部のシーロム通りでは、セーターやパーカーを着込み、ポケットに手を入れて歩く人々の姿が見られました。屋台で飲み物を売る63歳の女性は、「例年とは全く違う。バンコクが前回こんなに寒くなったのはいつだったか、思い出せない」と驚きを隠せない様子でした。

タイの食文化研究家、山田花子さんによると、タイ料理は通常、暑い気候に合わせて作られています。そのため、今回の寒波は食生活にも影響を与えている可能性があるとのことです。「温かいスープの需要が高まったり、屋台のメニュー構成が変わったりするかもしれません」と山田さんは指摘します。

観光への影響は?

タイは、冬の寒さを逃れて多くの旅行者が訪れる人気の観光地です。しかし、この寒波は観光にも影響を及ぼしているのでしょうか?屋台の女性は、涼しい気候になれば街を歩く人が増え、商売が繁盛するだろうと期待を寄せています。普段は昼食後から午後は暑さで人通りが減るそうですが、この寒さならその心配もないかもしれません。

タイ北部はさらに寒い!

バンコクよりもさらに寒いのがタイ北部です。中心都市チェンマイの1月の平均最低気温は15度まで下がります。しかし、今週は中国から張り出した冷たい高気圧の影響で、北部も例年以上に冷え込んでいるとのことです。SNS上では、「バンコクは今朝とても寒くて、暖かい上着が必要。多くのタイ人が厚手のコートを引っ張り出しているだろう」といった投稿が相次いでいます。

異常気象への懸念

この異例の寒波は、地球温暖化の影響による気候変動の一環ではないかとの懸念も広がっています。今後の気候の動向に注目が集まっています。

まとめ

常夏のイメージが強いタイ、特にバンコクを襲った今回の寒波は、人々の生活に少なからず影響を与えています。タイの人々は、この予想外の寒さにどのように対応していくのでしょうか。今後の気温の変化、そして人々の暮らしへの影響を引き続き見守っていきたいと思います。