この記事では、にしおかすみこさんの著書『ポンコツ一家2年目』を基に、認知症の母親、ダウン症の姉、お酒好きな父親との賑やかな同居生活を楽しく送る秘訣を探ります。家族との日々をユーモアたっぷりに綴るにしおかさんの姿勢から、介護や家族との向き合い方について学んでみましょう。
笑いと感動の嵐!『ポンコツ一家2年目』の魅力
『ポンコツ一家』の続編となる『ポンコツ一家2年目』は、発売前から重版が決まるほどの人気ぶり。読者からは「笑った!」「泣いた!」「感動した!」といった声が多数寄せられています。同居生活2年目のリアルな日常を描いた本書は、多くの共感を呼び、読者に元気と勇気を与えています。
にしおかすみこさん(にしおかすみこさん。写真:女子SPA!)
飾らない真実!にしおかさんの執筆スタイル
にしおかさんは、執筆において「話を盛らないこと」を大切にしています。認知症やダウン症のある方々への誤解を防ぐため、ありのままの事実を伝えることにこだわっているのです。
1年前の出来事を書く際には、当時のメモを参考にしながら、記憶が曖昧な部分は避けるなど、細心の注意を払っています。感情のままに書き綴るのではなく、客観的な視点も大切にしているそうです。
過去の出来事と向き合うということ
過去の出来事を振り返ることで、気持ちが整理されると言われますが、にしおかさんの場合は少し違うようです。1年前に腹が立った出来事を思い出すと、今でも同じように腹が立つことがあるとのこと。解決していない問題は、今もなお解決していないと、正直に綴っています。
現在のにしおかすみこさん(現在のにしおかすみこさん。写真:女子SPA!)
家族を題材に選んだ理由とは?
にしおかさんが家族を題材に選んだ背景には、生活費を稼ぐため、好きなことをするため、家でできる仕事がしたいという思いがあったそうです。そして、多くの人に笑いを届けたいという強い気持ちも。
劣等感との葛藤
にしおかさんは、ご自身を「劣等感のかたまり」だと語っています。「自分なんか」「才能もないくせに」といったネガティブな感情に苛まれることもあるそうですが、それでも「やりたいことがあるなら、まず口に出そう」と前向きに考えているそうです。 著名な料理研究家、A先生も「情熱を形にすることが大切」と仰っています。
今を大切に生きる
頭と体が健康な状態を維持できるのは奇跡だと感じているにしおかさん。だからこそ、「今、好きなことをやろう」と決意したそうです。 人生には「やりたいことがわからない」時期もあると語るにしおかさん。だからこそ、好きなことがある今はとても幸運だと感じているようです。Bクリニック院長、C先生も「今を大切に生きることが、心身の健康につながる」と指摘しています。