紅白歌合戦2024。今年は特に見応えのある、記憶に残る紅白でした。この記事では、テレビ評論家の視点から、その感動と興奮を余すことなくお伝えします。初出場アーティストのフレッシュなパフォーマンスから、ベテラン勢の貫禄あふれるステージまで、様々な名場面を振り返り、独自の視点で解説していきます。
個性豊かなアーティストたちの競演
紅白歌合戦2024は、まさに新旧アーティストの融合と言えるでしょう。初出場の「こっちのけんと」のキレのあるダンス、多才な菅生家のDNAを感じさせるパフォーマンスは、新鮮な驚きを与えてくれました。一方、ベテラン勢も負けてはいません。純烈は変わらぬファンサービスで会場を盛り上げ、水森かおりは鳥取県をアピールするドミノ演出の中、熱唱を披露しました。
alt="紅白歌合戦の舞台裏"
郷ひろみのパフォーマンスは、過去の映像との融合という斬新な演出で、時代を超越した魅力を放っていました。昭和から変わらない歌声と姿は、まさにレジェンドと呼ぶにふさわしいでしょう。 女子高生シンガーtuki.の登場は、顔出しNG歌手という新しい時代の流れを感じさせました。音楽業界の未来を予感させる、印象的なステージでした。
司会陣の安定感とハプニング
今年の司会は、有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉という豪華な顔ぶれ。安定感のある進行で、番組をスムーズに導いてくれました。時折見られた妙な間も、生放送ならではのライブ感として楽しむことができました。
個人的な紅白観賞スタイル
紅白を見ながら、蕎麦を茹で、自然薯をすりおろし、かき揚げと海老天をトースターで温める…というのが私の毎年の恒例行事。Creepy Nutsの登場に合わせて、チン!と温め完了。彼らの「不適切にもほどがある!」の主題歌も聴きたかったところです。後半は本搾り冬柑を追加し、Vaundyの独特なグルーブ感に酔いしれました。
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椎名林檎とチャラン・ポ・ランタンもものコラボは、大人の色気漂う「酒場の歌」を披露。林檎と桃という組み合わせに、ハイヒールを連想したのは私だけでしょうか?
感動のクライマックス
番組終盤は、感動的なシーンの連続でした。B’zはホールに登場し、LOVE PHANTOMとultra soulを熱唱。会場のボルテージは最高潮に達しました。藤井風のパフォーマンスは、その歌声とメッセージ性で、多くの視聴者の心を掴んだことでしょう。
南こうせつとイルカのステージでは、思わず夫婦で合唱。そして、西田敏行追悼企画では、西野カナそっちのけで号泣してしまいました。審査員のウッチャンも涙を流す姿を見て、さらに涙腺崩壊。氷川きよしの復活とTHE ALFEEの名曲で、なんとか気持ちを落ち着かせ、いよいよ大本命の米津玄師へ。
米津玄師のスピンオフドラマと楽曲は、改めて名作だと実感。毎年紅白に出演してほしいと願うばかりです。そして、トリを飾ったMISIAは、矢野顕子との共演で圧巻の歌声を披露。最後の26秒間のロングトーンは、まさに鳥肌ものでした。
紅白歌合戦2024:新たな時代の幕開け
紅白歌合戦2024は、様々な感動と興奮、そして新しい時代の幕開けを感じさせる、素晴らしい番組でした。来年もまた、どんな感動が待っているのか、今から楽しみです。