1995年の阪神・淡路大震災から30年という節目の年、天皇皇后両陛下は1月17日、神戸市で開催された追悼式典に御臨席されました。被災地への深い思いと復興への願いが込められた今回の訪問、そして斎藤兵庫県知事の対応について、詳しくお伝えします。
両陛下、神戸で追悼の祈りを捧げる
1月17日、神戸市で厳かに執り行われた阪神・淡路大震災30年追悼式典。天皇皇后両陛下は、遺族を含む約400名の参列者と共に黙祷を捧げ、犠牲者に哀悼の意を表されました。
天皇皇后両陛下が追悼式典に出席される様子
天皇陛下は、式典のおことばの中で、「震災の経験と教訓を基に、皆が助け合いながら、安全で安心して暮らせる地域づくりが進められるとともに、そこで得られた知見が国の内外に広がり、次の世代へと引き継がれていくことを期待いたします」と述べられました。 被災地への深い思いやりと、未来への希望を込めたお言葉に、参列者一同は静かに耳を傾けていました。
斎藤兵庫県知事、両陛下をお出迎え、お見送り
両陛下は16日正午前に特別機で神戸空港に到着。斎藤兵庫県知事が出迎え、ホテルでの復興状況説明や「兵庫津ミュージアム」訪問にも同行しました。
斎藤知事が両陛下をお出迎え
17日の式典終了後も、斎藤知事は神戸空港でお見送りを務めました。 近年、知事によるぶら下がり取材が通例となっている中、今回は実施されませんでした。
ぶら下がり取材なし:様々な憶測
斎藤知事は、パワハラ疑惑や公職選挙法違反疑惑など、様々な問題を抱えています。 震災30年という節目の行事に水を差さないよう配慮した可能性や、メディア対応を最小限に抑えたいという意向があったのかもしれません。
皇室ジャーナリストの山田氏(仮名)は、「30年という節目の年に、知事によるぶら下がり取材が行われなかったのは異例だと言えるでしょう。両陛下の行幸啓という厳粛な場を守るため、あえて取材対応を控えた可能性も考えられます。」と分析しています。
30年の節目、そして未来へ
阪神・淡路大震災から30年。 両陛下の訪問は、被災地の人々にとって大きな励ましとなりました。 震災の記憶と教訓を風化させることなく、未来への希望を繋いでいくことが大切です。
両陛下のおことば全文
両陛下のおことば全文は、宮内庁ホームページなどでご確認いただけます。 震災の記憶を未来へ繋ぐためにも、ぜひ一度目を通していただきたいと思います。