カリフォルニア州の山火事被災地を訪れたヘンリー王子とメーガン妃。その行動が「災害観光」と批判を浴びる一方で、擁護の声も上がっており、真意をめぐる議論が白熱しています。本記事では、今回の騒動の背景、賛否両論、そして専門家の見解を詳しく解説します。
山火事被災地訪問で批判噴出
2025年1月、ロサンゼルス近郊で発生した大規模な山火事。ヘンリー王子とメーガン妃は被災地を訪れ、支援活動を行うNPO団体「ワールド・セントラル・キッチン」の創設者ホセ・アンドレス氏と共に被災者と交流しました。その様子はテレビクルーによって撮影され、メディアを通じて広く報じられました。
alt=山火事被災地でボランティア活動をするメーガン妃
しかし、この行動が一部の人々から「災害観光」と批判される事態に発展。女優で映画監督のジャスティン・ベイトマン氏はSNSで「救急車を追いかける弁護士と変わらない」「不愉快な写真撮影」と痛烈に批判しました。多くのSNSユーザーも同調し、炎上騒ぎとなりました。
擁護の声も…過去にはウィリアム王子夫妻も同様の活動
批判の声が上がる一方で、ヘンリー王子夫妻を擁護する意見も少なくありません。過去にはウィリアム王子とキャサリン妃も同様の支援活動を行っており、批判の矛先がヘンリー王子夫妻に集中していることに疑問を呈する声も上がっています。
イギリス王室評論家のアフア・ヘーガン氏は、「ヘンリー王子夫妻の財団『アーチウェル』のモットーは『姿を見せて善行を行う』こと。それを実践したまでなのに、なぜ批判されるのか理解に苦しむ」とコメント。ウィリアム王子夫妻もフードバンクや炊き出しへの参加など、同様の支援活動を行ってきたにも関わらず、批判の対象になっていない点を指摘しています。
alt=被災者と交流するヘンリー王子
あるSNSユーザーは、コロナ禍でキャサリン妃が乳児施設を支援した際の写真を投稿し、「キャサリン妃は称賛されるのに、メーガン妃が『売名行為』とされるのはなぜ?」と疑問を投げかけています。
PR目的?繰り返される批判
ヘンリー王子夫妻が危機を利用してPR活動を行っているという批判は、今回が初めてではありません。2022年5月にテキサス州で発生した銃乱射事件の際にも、被災地を訪問した夫妻に批判が集まりました。
これらの批判に対し、ヘーガン氏は「もし夫妻が何もしなかったら、『なぜ何もしていないのか』と批判されていたはず」と反論しています。
一方で、保守派の政治評論家ジャック・ポソビエック氏は「火災で全てを失った上に、メーガン妃の相手をしなければならないなんて想像してみてくれ」と皮肉を込めて批判しています。
メーガン妃の新番組公開延期、被災者に自宅開放も
山火事発生後、メーガン妃はNetflixの新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」の公開を延期。Netflixは「ロサンゼルスの山火事による継続的な被害のため」と説明しています。また、ヘンリー王子夫妻はモンテシトの豪邸を避難を余儀なくされた友人たちに開放したことも報じられています。
これらの行動が、批判をかわすためのパフォーマンスなのか、それとも純粋な善意からの行動なのか、判断は難しいところです。 今後の動向に注目が集まります。
まとめ:善意か売名か、判断は読者に委ねられる
ヘンリー王子とメーガン妃の山火事被災地訪問は、様々な憶測を呼び、賛否両論が巻き起こっています。彼らの真意は本人たちにしか分かりませんが、今回の騒動は、セレブリティの社会貢献活動のあり方、そしてメディアの報道姿勢について、改めて考えさせられる出来事と言えるでしょう。