フジテレビを揺るがす、タレント中居正広氏(52)の女性トラブル問題。発端となった週刊誌報道を受け、同局は17日に記者会見を開きましたが、説明不足と対応のまずさから、火に油を注ぐ結果となってしまいました。この騒動は、CM降板や新番組への影響など、様々な方面に波紋を広げています。一体何が起こっているのでしょうか?
女性トラブル報道とフジテレビの対応のまずさ
事の発端は、中居氏と女性X子さんとの食事会セッティングに、フジテレビ幹部A氏が関与したという週刊誌報道。フジテレビは17日の会見でこの報道を否定しましたが、参加メディアを限定し、動画撮影や配信を認めなかった上に、港浩一社長の説明も「当事者間の守秘義務」「プライバシー」を繰り返すばかりで、具体的な内容に乏しく、納得のいくものではありませんでした。
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さらに、週刊文春では、フジテレビの女性アナウンサーが匿名で「自身も接待をさせられた」と告白し、同様の行為が常態化していた可能性を指摘。これに対し、港社長は「なかったと信じたい」と歯切れ悪く答えるにとどまり、批判が殺到しました。著名なフードジャーナリスト、桜井香織氏も「企業としての責任を果たすためには、透明性のある調査と説明が不可欠」と指摘しています。
CM降板の連鎖と今後の影響
この対応のまずさを受け、トヨタ自動車、日本生命保険、NTT東日本、明治安田生命保険など、大手スポンサーが相次いでCM放送を差し止め。フジテレビの経営にも大きな打撃を与えています。
新番組への影響も
この騒動は、新番組にも影響を及ぼしています。「めざまし8」の後継番組として、3月31日放送開始予定の新情報番組では、人気女性アナウンサーのキャスター就任が調整されていましたが、一連の騒動で本人がメンタルダウンし、就任が保留になったとのこと。局員からは「気合を入れていたのに…」と同情の声が上がっています。
フジテレビアナウンサーの苦悩と訴え
フジテレビの藤本万梨乃アナウンサーは、19日放送の「Mr.サンデー」に出演し、「根拠のない臆測にさらされて、否定する場もなく苦しい思いをしている仲間もいます」と心境を吐露。独立性と客観性、中立性が担保される調査の必要性を訴えました。
真実究明と再発防止への期待
多くの視聴者、関係者、そしてフジテレビ社員からも、真実の究明と再発防止策の提示が求められています。この騒動をきっかけに、テレビ業界全体の健全化が進むことを期待したいところです。