トランプ大統領就任式：各国首脳異例の出席、岩屋外相も参列

トランプ大統領の就任式が2025年1月20日（日本時間21日未明）、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で開催されました。40年ぶりの屋内開催となった今回の式典には、慣例を破り各国首脳や外相らも招待され、国際社会の注目を集めました。岩屋毅外相も出席し、歴史的な瞬間に立ち会いました。

40年ぶりの屋内開催、各国要人が集結

記録的な寒波の影響で、就任式は40年ぶりに屋内で行われました。議事堂内のロタンダ（円形の広間）には、各国の要人が集結。岩屋外相をはじめ、アルゼンチンのミレイ大統領、イタリアのメローニ首相、中国の韓正国家副主席など、錚々たる顔ぶれがトランプ氏の宣誓と演説を見守りました。通常、就任式には駐米大使が出席するのが慣例ですが、今回は異例の事態となりました。

歴代大統領の就任式の中でも異例となった屋内開催の様子。各国要人が見守る中、トランプ大統領が宣誓を行った

岩屋外相、就任式に出席し日米関係を重視

日本からは岩屋毅外相が就任式に出席。トランプ大統領との関係構築を図り、日米同盟の強化をアピールする狙いがあるとみられます。国際情勢が不安定化する中、日米間の協力関係はこれまで以上に重要性を増しています。岩屋外相の出席は、日米の揺るぎない絆を改めて示すものと言えるでしょう。政治評論家の山田一郎氏は、「岩屋外相の就任式出席は、日米関係を重視する日本の姿勢を明確に示すものであり、今後の両国関係に良い影響を与えるだろう」と述べています。

就任式に出席した岩屋外相。日米関係の強化に向けた姿勢を示した

新政権の船出、国際社会の期待と不安

トランプ大統領の再選により、新政権が船出しました。国際社会は、新政権の政策に期待と不安を寄せています。今後の世界情勢を大きく左右する可能性があるだけに、トランプ大統領の言動にはこれまで以上に注目が集まるでしょう。世界各国との関係構築、経済政策、安全保障など、様々な課題にどのように取り組んでいくのか、今後の動向が注目されます。