「ミッドナイト・ハンマー（真夜中の鉄槌作戦）」と名付けられた、アメリカによるイラン核施設への爆撃。これに対する、イランからイスラエルへの報復攻撃も激化している。
そのイスラエルで、FNNのカメラが国内最大都市・テルアビブ郊外の地下鉄へと向かった。そこに広がっていた光景とは…。
【画像24枚】イスラエル・テルアビブで多くの人が寝泊まりする“地下鉄シェルター”の様子
駅のホームに、所狭しと敷き詰められた寝具。椅子を持ち込み、パソコンに向かっている人もいる。
地下鉄のホームがミサイルを防ぐためのシェルターとなっていて、夜間寝るために、多くの人がやってきているのだ。
イランとの交戦開始以降、イスラエルの地下鉄は運行を停止中だ。一方で、街中にある地上のシェルターでは安全性に不安があることから、こうした地下鉄の駅がシェルターとして開放されているという。
シェルターに避難している人は、「ここで暮らして8日目になるよ。ここで料理をしたり、カードゲームをして、なんとかこの日々を乗り越えようとしている」「きのうここに来たの。家のすぐそばにミサイルが飛んできたから。慣れるしかないわ」などと話す。
事態の先行きが見通せない中、イスラエル軍は現地時間23日に新たな映像を公開した。
イランの軍事施設に加え、イラン国内にある6つの空港を攻撃し、イラン空軍の能力を阻害したと発表している。
一方、イランは最高指導者・ハメネイ師のものとみられるSNSを通じ、「シオニストという敵は重大な過ちと重罪を犯した。罰せられなければならない」と投稿した。
報復の連鎖は、さらに拡大する危険をはらんでいる。
（「イット!」6月23日放送より）
フジテレビ,国際取材部
