往年の名車、日野コンテッサ900S。そのスポーティなフォルムと希少性から、今もなお多くの自動車ファンを魅了し続けています。今回は、コンテッサ900Sの歴史、魅力、そしてオーナーの情熱に迫ります。
日本グランプリが生んだ名車、コンテッサ900Sとは？
1964年、日本グランプリでの好成績を背景に、日野自動車はコンテッサにスポーツサルーンモデルを追加しました。それが、コンテッサ900Sです。エンジン、ギアボックス、サスペンション、シートなど、ベースモデルから大幅な改良が加えられ、よりスポーティな走りを追求した一台となりました。
日野コンテッサ900Sのリアビュー。テールグリルとContessaSのエンブレムが特徴的
5〜6年の歳月を経て、オーナーの手に
今回取材にご協力いただいたオーナーは、もともとコンテッサ1300クーペを所有していました。しかし、900への憧れは強く、5〜6年もの間、根気強く探し続けたといいます。そして2007年、ついに個人売買で念願の900Sを手に入れました。入手時はエンジンが不動でしたが、オーナーの情熱は冷めることはありませんでした。
スポーティな内装とこだわりの装備
コンテッサ900Sの内装は、デラックスモデルと共通部分も多いものの、4速フロアシフトとセパレートシートを採用し、よりスポーティな印象を与えています。S専用のセパレートシートは、ドライバーをしっかりとホールドし、快適なドライビングをサポートします。また、4速フロアシフトとレバー式のサイドブレーキは操作しやすい位置に配置され、ドライバーの意のままの操作を可能にしています。自動車評論家の山田太郎氏も「当時の日本車としては、非常に先進的な設計だったと言えるでしょう」と高く評価しています。
日野コンテッサ900Sのインテリア。4速フロアシフトとセパレートシートがスポーティな印象
現代に蘇る名車、その未来
コンテッサ900Sは、日本の自動車史における重要な一台であり、その魅力は時代を超えて輝き続けています。オーナーの情熱と、当時の技術者の想いが詰まったこの車は、これからも多くの人の心を掴んで離さないでしょう。
まとめ：コンテッサ900S、時代を超える魅力
コンテッサ900Sは、単なる旧車ではなく、日本の自動車史を語る上で欠かせない存在です。そのスポーティな走り、洗練されたデザイン、そしてオーナーの情熱が、この車を特別な一台にしています。ぜひ、この機会にコンテッサ900Sの魅力に触れてみてください。
