青木歌音さん、ご存知ですか?元男性で性別適合手術を受け、女性として生活する「元祖・元男の子YouTuber」として活躍されています。そんな彼女が、フジテレビ関係者からセクハラ被害を受けていたことをYouTubeで告発し、大きな波紋を広げています。今回は、その詳細と背景について詳しくお伝えします。
セクハラ告発の内容とは?
青木さんは、かつてスカパーの番組内の「女子アナウンス部」に所属していた当時、フジテレビのバラエティー番組を制作する会社の番組に出演していました。その番組の制作トップからセクハラを受けたとのことです。
当初はテレビ出演のチャンスを得るため、言われるがまま送迎や食事を受け入れていた青木さん。しかし、次第にプライベートでの呼び出しやセクハラ発言が増え、大勢のスタッフの前でも恥辱的な発言を浴びせられるようになったといいます。
抵抗すれば干される恐怖
一度反抗したところ、数週間干された経験から、青木さんは逆らうことができなくなってしまいました。車での送迎中にキスを強要されたり、体を触られるなどの被害がエスカレート。著名な女性タレントとの行為を自慢げに見せつけるなど、相手のパワハラ行為は常軌を逸していました。
青木歌音さんのインスタグラム投稿
青木さんは当時の心境を「震えが止まらなくなり、精神科に通うようになった」と語り、精神的に追い詰められていた様子が伺えます。番組打ち切りの直前まで、このセクハラ行為は続いていたそうです。
なぜ今、告発に至ったのか?
青木さんは以前にもお笑い芸人からの性加害を告発した際、激しい誹謗中傷を受けました。それでも今回、再び声を上げた理由について、「世の中を変えるには声を上げ続ける必要がある」と語っています。「いびつな業界の裏側を周知させ、浄化したい」という強い思いが彼女を突き動かしているのです。
実名告発の条件とは?
ネット上では、なぜ加害者の実名を公表しないのかという声も上がっています。これに対し青木さんは、「身の危険がないこと、訴訟になった場合の資金力」という2つの条件をクリアしなければ実名告発は難しいと説明しています。
テレビ業界の闇に一石を投じる
青木さんは、「テレビが神様ではない時代になり、ネットで告発することで強大な敵に勝てるチャンスが来た」と述べ、自身の経験を公表することで、テレビ業界の闇に一石を投じたいと考えているようです。「おもちゃにされた」という怒りを露わにしつつ、「情報提供を通して外圧を強める後押しができれば」と語っています。
今後の展開が注目される中、青木さんの勇気ある告発が、テレビ業界の健全化につながることを期待したいですね。