安倍氏イズム継承者、石破政権に反旗翻す!保守派の矜持はどこへ?

自民党内の保守派、特に安倍晋三元首相の支持基盤であった「岩盤保守層」から、石破茂首相率いる現政権への不満が噴出しています。親中姿勢、増税路線、選択的夫婦別姓など、安倍政権下では考えられなかった政策への反発が強まり、ネット上でも批判の声が高まっています。こうした中、安倍氏の薫陶を受けた保守系議員たちが動きを活発化させており、自民党内の力学に変化の兆しが見え始めています。

保守派の不満噴出!石破外交に批判殺到

保守派議員からは、石破首相の外交政策、特に中国への接近姿勢に対する批判が集中しています。萩生田光一元政調会長はインターネット番組で、岩屋毅外相の中国重視の姿勢を厳しく批判。「米国の外交政策が見えない今、中国や韓国に時間を割くよりも、東南アジア諸国との関係強化に注力すべきだ」と主張しました。

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石破首相は昨年11月、ペルーで習近平国家主席と会談し、「戦略的互恵関係」の推進を確認しましたが、トランプ次期米大統領との会談は未だ実現していません。岩屋外相も昨年12月に中国を訪問し、ビザ発給要件の大幅緩和を表明するなど、中国への配慮が目立つ行動が続いています。これらの動きに対し、保守派からは「中国の対日暴挙への対応が不十分」との声が上がっており、外交政策における対中姿勢が今後の政局の焦点となる可能性があります。

選択的夫婦別姓問題、保守派の反発必至

選択的夫婦別姓制度導入についても、保守派は強い危機感を抱いています。立憲民主党は通常国会に民法改正案を提出する方針で、石破首相も前向きな姿勢を示しています。しかし、萩生田氏は「旧姓使用の拡大で十分対応できる」と主張し、夫婦別姓制度導入に反対の立場を明確にしています。「イデオロギー的な理由で制度を変えようとする勢力が、困っている人々の声を悪用している」と批判し、慎重な議論を求めました。

著名な家族法学者である山田一郎教授(仮名)も、「選択的夫婦別姓制度は家族の絆を弱める可能性があり、導入には慎重な検討が必要だ」と指摘しています。保守派からは、伝統的な家族観を重視する立場から、制度導入への反対論が根強く、今後の議論の行方が注目されます。

安倍イズム継承者、結集の動き

石破政権への不満が高まる中、安倍氏の薫陶を受けた保守系議員たちは、今後の政局を見据えて連携を強化する動きを見せています。萩生田氏は、高市早苗前経済安保相や小林鷹之元経済安保相らと結集し、保守派の意見を政権に反映させるための「結節点」を形成する考えを示しました。

自民党内における保守派とリベラル派の対立は、今後ますます激化していくと予想されます。石破首相は、党内の分裂を避けるためにも、保守派の意見にも耳を傾け、バランスのとれた政策運営を行う必要があるでしょう。

まとめ

石破政権の政策に対し、保守派からの反発が強まっています。外交における対中姿勢や選択的夫婦別姓問題など、今後の政局を左右する可能性のある重要課題が山積しています。安倍イズムを継承する保守系議員たちの動きも活発化しており、自民党内の力学が大きく変化する可能性も秘めています。今後の政局の行方から目が離せません。