フジテレビ、CM大量撤退の危機!崩壊のシナリオとは?

フジテレビを揺るがす一連の不祥事。港社長の「保身会見」をきっかけに、大手スポンサーによるCM差し止めが相次ぎ、経営の根幹を揺るがす事態となっています。このままでは、テレビ局崩壊の危機も現実味を帯びてくると言われています。いったい何が起こっているのでしょうか?

発端は港社長の「保身会見」

1月17日に行われた港社長の会見は、火に油を注ぐ結果となりました。30回以上も「回答を控える」を連発し、真摯な対応を欠く姿勢に、批判が殺到。ジャーナリストの大谷昭宏氏も「愚か」と評し、会見の形式、局員の関与に関する証拠の不提示など、多くの問題点を指摘しました。

フジテレビ本社ビルフジテレビ本社ビル

スポンサーの怒り、CM撤退のドミノ倒し

この会見を受け、トヨタ自動車や日本生命保険など、大手スポンサーが前代未聞のCM差し止めを発表。75社を超える企業が追随し(1月21日時点)、フジテレビへの不信感が露わになりました。同志社女子大学メディア創造学科の影山貴彦教授は、この事態を「フジテレビへの絶望感の現れ」と指摘しています。

第三者委員会設置も、なお残る不信感

批判を受け、フジテレビは当初の調査委員会に加え、日弁連ガイドラインに基づく第三者委員会の設置を発表。3月末の報告書提出を目指すとしましたが、根本的な問題解決につながるのか、依然として skepticism (懐疑的な見方)は拭えません。

崩壊へのシナリオ、現実味を帯びる

CM差し止めによる損失は、現時点では限定的です。しかし、契約更新が見送られれば、話は別。キー局ベテラン局員は、「トヨタ単体でも10億円規模の契約料。多くの企業が契約更新を見送れば、経営は傾き、株主が株を投げ売りする可能性もある」と警鐘を鳴らします。最悪の場合、ソフトバンクやソニーといった大資本への身売りも視野に入る深刻な事態です。

中居正広の引退、フジテレビの苦境を象徴

渦中、中居正広さんが芸能界引退を発表。関係者によると、騒動以降、憔悴しきった様子で、「やべぇべ、やべぇべ…」と呟いていたといいます。かつての明るい笑顔は消え、不安を隠せない様子だったとのこと。中居さんの引退は、フジテレビの苦境を象徴する出来事と言えるでしょう。

再建への道は険しく

フジテレビの崩壊を避けるためには、徹底した調査と企業体質の改善が不可欠です。しかし、過去の不祥事や企業文化を考えると、再建への道は険しいと言わざるを得ません。今後の動向に注目が集まります。