フジテレビ、中居正広引退騒動で社長会見の対応に批判噴出!信頼回復への道のりは険しい

フジテレビを揺るがす中居正広氏の引退騒動。その波紋は広がるばかりです。中居氏が引退を発表した1月23日、フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(以下、フジ・メディアHD)は緊急取締役会を開催。終了後、フジ・メディアHDの金光修社長が報道陣の取材に応じました。

金光修社長の記者会見の様子金光修社長の記者会見の様子

金光社長の会見、世間の反応は?

夕方ニュースで生中継されたこの会見で、金光社長は日弁連ガイドラインに基づく第三者委員会の設置決定と、27日の記者会見開催を発表しました。スポーツ紙記者によると、金光社長は約20分間にわたり取材対応し、27日の会見については「信頼の回復が急務。前回の会見とは全く違った形で、オープンにやる」と明言。17日に行われた港浩一社長の会見については「前回の会見のやり方は今思えば良くなかった面が多い」とコメントしたとのことです。

しかし、金光社長の会見での“態度”に対し、SNS上では「横柄な態度に感じる」「なぜキレているのか?」といった批判の声が上がっています。

金光社長とはどんな人物? “料理の鉄人”を手がけた敏腕プロデューサー

金光社長は生粋のフジテレビマンではなく、1983年に西武百貨店からフジテレビに中途入社した異色の経歴の持ち主。入社後は、『カノッサの屈辱』や『料理の鉄人』といった名番組を手がけた、フジテレビ黄金期を支えた立役者の一人と言えるでしょう。2019年6月からはフジ・メディアHDの社長に就任しています。

中居正広氏の引退報道中居正広氏の引退報道

過去の会見対応にも批判の声

今回の騒動では、とんねるずと共に『とんねるずのみなさんのおかげです。』を手がけた港浩一社長、トレンディドラマの巨匠として知られる現カンテレ社長の大多亮氏など、名だたるテレビマンが会見に登場しています。

しかし、港社長の“クローズド会見”や、中居氏への“怒り”について言及した大多氏の発言に対し、「当事者意識の欠如」を指摘する声が相次ぎました。釈明・沈静化を図るための会見が、かえって批判を広げる結果となっている現状に、危機感を抱く関係者も少なくないようです。

芸能記者は、「金光氏の話し方についてはネット上で賛否両論ありますが、フジテレビの現状を考えると、会見でネガティブな意見が出ることは良くない」と指摘。かつて“有能テレビマン”と呼ばれた彼らが、今回の騒動で適切な対応をとれていない現状に、厳しい視線が注がれています。

信頼回復への道のりは…

金光社長の会見は、信頼回復への一歩となるはずでした。しかし、世間の反応は冷ややかで、フジテレビの未来は依然として不透明です。今後の対応次第で、この騒動が同局に与える影響はさらに大きくなる可能性も否めません。