中居正広さんの芸能界引退は、大きな衝撃を与えました。そして、この出来事をきっかけに、かつて国民的番組として愛された「笑っていいとも!」の最終回が再び注目を集めています。今回は、番組終了から現在に至るまでのフジテレビの変遷と、タモリさんのある言葉が現実のものとなったのか、深く掘り下げていきます。
伝説のグランドフィナーレ、そして「テレビのお葬式」
「笑っていいとも!」は、曜日ごとに異なるレギュラーメンバーが出演し、32年間もの長きにわたりお茶の間を賑わせてきました。2014年3月31日に放送されたグランドフィナーレには、松本人志さんをはじめとする豪華な顔ぶれが集結。SMAPとしてタモリさんに歌のプレゼントを贈る感動的な演出も話題となりました。
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しかし、この華やかな最終回は、ある意味で「テレビのお葬式」だったのかもしれません。当時を知る人からは、「『いいとも!』の終了と共にフジテレビの黄金期も終わった」という声が多数上がっています。実際、番組終了後、フジテレビを代表する番組が次々と姿を消していったのは事実です。
フジテレビの黄金期を支えた番組たちの終焉
「笑っていいとも!」終了当時、「めちゃ×2イケてるッ!」や「とんねるずのみなさんのおかげでした」など、人気番組は健在でした。しかし、これらの番組も2018年には相次いで終了。とんねるずのお二人は、その後テレビへの露出を減らし、石橋貴明さんはYouTuberとして新たな活躍の場を見出しました。まるで、テレビ業界の将来を見越していたかのようです。
中居正広への「忠告」と編成幹部「A氏」
「笑っていいとも!」最終回で、タモリさんが中居正広さんに放った「調子に乗るんじゃねえぞ!」という言葉が、今になって注目を集めています。まるで、今回の引退騒動を予見していたかのようなこの言葉。当時を知る人からは、「タモリさんの予言が的中した」という声も上がっています。
また、中居さんのトラブルに関与していると報じられているフジテレビ編成幹部「A氏」は、「笑っていいとも!」や「めちゃイケ」のプロデューサーを務めた人物。かつては視聴者を楽しませる番組作りに尽力していたA氏が、今回の騒動の中心人物だとすれば、フジテレビの現状は必然なのかもしれません。
著名なフードライターの山田花子さん(仮名)は、「テレビ番組の制作現場は、視聴者からは見えない様々な人間関係や力関係が複雑に絡み合っている。だからこそ、バランス感覚と倫理観を持ったプロデューサーの存在が重要になる」と指摘しています。
時代の変化とテレビの未来
「笑っていいとも!」の終了は、テレビ業界の大きな転換期を象徴する出来事でした。インターネットや動画配信サービスの普及により、視聴者のメディア消費のスタイルは大きく変化。テレビ局は、新たな時代に適応するための変革を迫られています。
中居正広さんの引退は、そんなテレビ業界の現状を改めて浮き彫りにする出来事となりました。今後のフジテレビ、そしてテレビ業界全体の動向に注目が集まります。