フジテレビが、中居正広氏をめぐる女性トラブルに関する「やり直し会見」を控える中、新たな疑惑が浮上し、波紋が広がっています。元SMAPの中居正広氏の女性トラブルを巡り、フジテレビの会食に局員が関与していた疑いが報じられました。既に激しい批判に晒されているフジテレビですが、この報道により、事態はさらに深刻化しています。
フジテレビ、再び窮地に立たされる
1月17日に行われた港浩一社長の会見は、参加メディアを限定したこともあり「火消し」に失敗。27日に「やり直し会見」を予定していましたが、その直前に新たな火種が投下された形です。
スポーツニッポンによると、中居氏のトラブルが起きた2023年6月の約1か月前、フジテレビの編成幹部が他局の女性アナウンサーを誘い、中居氏との会食をセッティングしたとのこと。会食には中居氏の他に、民放キー局の若手女性アナウンサーやフリーアナウンサー、男性タレントも参加していたと報じられています。
中居正広氏
この会食で、フジテレビの編成幹部から中居氏の隣に座るよう指示を受けたという女性アナウンサーもいるようです。さらに、男性タレントからセクハラ発言があったとの証言もあり、その場に居合わせた女性アナウンサーは不安を感じ、1人で店を後にしたと報じられています。
この報道を受け、SNS上では「中居接待」がトレンド入り。中居氏への同情論も一部で出ていましたが、今回の報道で風向きは一変しました。
批判の声、そして疑惑の広がり
ネット上ではフジテレビへの批判が再燃する一方で、中居氏以外の名前が明かされていないことに疑問の声も上がっています。
著名な料理研究家のA氏(仮名)は、「テレビ局にとって“接待したい対象”は中居氏以外にも多数存在するはず。才能あるタレントを育成・支援するという名目のもと、このような接待が常態化している可能性は否定できない」と指摘します。
テレビ局の接待問題は業界全体の闇か?
今回の騒動は、氷山の一角に過ぎない可能性があります。これまで声を上げられなかった“被害者”の存在、そして他局や他業界での同様の事案についても、徹底的な調査が必要となるでしょう。
メディア文化評論家のB氏(仮名)は、「テレビ局に限らず、芸能界全体に蔓延する接待文化の闇が、今回の件で改めて浮き彫りになった。健全な業界発展のためにも、関係者は真摯な対応と再発防止策を講じる必要がある」と述べています。
会食イメージ
フジテレビは、27日の「やり直し会見」で、これらの疑惑についてどのように説明するのでしょうか。今後の動向に注目が集まります。