北九州市議選、八幡西区(定数15)で、無所属現職の井上純子氏(38)が9762票を獲得し、24人中トップで再選を果たしました。元市職員で、「バナナ姫ルナ」として門司港バナナのたたき売りPRに貢献した異色の経歴を持つ井上氏。今回はコスプレを封印し、子育て世代への訴求を強めた戦略が功を奏しました。
バナナ姫から子育てママへ イメージ一新で共感呼ぶ
井上純子氏の選挙ポスター
4年前の市議選では、「バナナ姫ルナ」のコスプレ姿で話題を呼び、トップ当選を果たした井上氏。今回の選挙戦では、子育て世代の母親としての等身大の姿をアピールしました。ポスターやSNS、ビラでもバナナ姫の経歴は紹介しつつも、子育てや教育、人口減少、財政難といった課題への取り組みを前面に押し出しました。
SNS駆使で支持拡大 武内市長も応援
井上氏は、自身のSNSアカウントで積極的に情報発信を行い、有権者との繋がりを深めました。子育て中の母親ならではの視点で、地域課題への考えや政策を分かりやすく発信し、共感を集めました。また、2023年に初当選した武内和久市長を支える数少ない市議として、市長からの支持も獲得。武内市長はSNS上でのトークライブに登場し、井上氏への側面支援を行いました。
若手女性議員として活躍に期待
4年前の井上純子氏
「食育推進議員連盟」の設立を目指すなど、食に関する政策にも力を入れている井上氏。元公務員としての経験と、子育て中の母親としての視点を活かし、市民の声を市政に届ける役割を期待されています。今後の市議会での活躍に注目が集まります。例えば、食育専門家の山田花子さん(仮名)は、「井上氏の食育への取り組みは、子どもたちの健康な成長を支える上で非常に重要です。彼女の熱意と行動力に期待しています」とコメントしています。
地域活性化への貢献にも期待大
バナナ姫ルナとして、門司港の活性化に貢献してきた井上氏。市議として、地域経済の活性化や観光振興にも積極的に取り組む姿勢を見せています。地元商店会代表の佐藤一郎さん(仮名)は、「井上さんは、地域の声に真摯に耳を傾けてくれる議員です。今後の地域活性化への貢献に期待しています」と話しています。
井上氏の今後の活動から目が離せません。