31日(金)にかけては北海道から北陸を中心に積雪や凍結による交通障害に注意。2月1日(土)は西から雨が降りだし、2日(日)は東京都心など関東の平野部でも雪が降る可能性があります。3日(月)以降は今季これまでで一番強い寒気が流れ込み、日本海側では西日本も含めて雪の量がかなり多くなることが考えられます。太平洋側でも雪雲がかかり、一段と寒さが厳しくなるでしょう。
31日(金)にかけて日本海側は大雪 交通障害など注意
明日30日(木)も日本付近は冬型の気圧配置が続きます。31日(金)は西から次第に緩むものの、北海道の日本海側から北陸にかけて雪雲がかかりやすい状態が続くでしょう。一気に積雪の増える所がありそうです。積雪や凍結による交通障害、屋根からの落雪やなだれなどに注意が必要です。また、風が強く、ふぶきで見通しが悪くなる所があるでしょう。
また、関東北部や長野県、岐阜県でも明日30日(木)にかけて山地を中心に大雪となる所がありそうです。車の運転はスタックなどに備えて、雪の装備を万全にしてください。
1日(土)は西日本で雨 2日(日)は関東の平野部で雪の可能性
1日(土)は西から低気圧が近づき、2日(日)にかけて本州の南岸を東進します。このため1日(土)は九州から近畿で次第に雨が降りだし、2日(日)にかけて雨や雪の範囲が東や北へ広がるでしょう。
関東は低気圧が近づく前の2日(日)の午前から雪や雨の降りだす所が多く、平野部でも雪になる可能性があります。昼間も気温は上がらず、東京の予想最高気温は3℃です。手足がかじかむ寒さとなりそうです。
なお、関東の雪の範囲や降り方はわずかな気温変化などにより大きく変わりますので、このあとも最新の気象情報を確認してください。
3日(月)立春 今季最強の寒気襲来か
3日(月)以降は再び冬型の気圧配置となり、東日本や西日本では今季これまでで一番強い寒気が流れ込むでしょう。
日本海側では西日本も含めて広い範囲で雪が降り、雪の量がかなり多くなる可能性があります。大雪による立ち往生など交通障害が発生することが考えられるため、雪の装備を見直しておくとよさそうです。太平洋側でも所々に雪雲がかかり、一段と寒さが厳しくなるでしょう。
6日(木)～11日(火) 全国的に寒さ厳しい
6日(木)以降も北海道や東北は日本海側を中心に雪が続き、北陸も連日のように雪が降るでしょう。9日(日)から11日(火・建国記念の日)は東京や大阪など太平洋側でも雪や雨の降る可能性があります。
また、強い寒気の影響で、全国的に厳しい寒さが続きます。晴れる太平洋側も気温の上がり方が鈍く、最高気温は10℃に届くかどうかでしょう。体を冷やさないよう、暖かくしてお過ごしください。
日本気象協会 本社 中川 裕美子
