中居正広、フジ謝罪会見の裏でWOWOWに“復活”?「私は貝になりたい」放送の奇縁

フジテレビの謝罪会見が異例の10時間超えとなった1月27日。その裏で、ひっそりと、しかし確実に注目を集めていた出来事がありました。それは、衛星放送WOWOWでの映画『私は貝になりたい』の放送。主演は、まさに渦中の人物、中居正広氏です。この偶然、あるいは必然とも言えるタイミングに、SNS上では驚きと憶測の声が広がっています。

中居正広主演映画「私は貝になりたい」がWOWOWで放送

1月27日、フジテレビの謝罪会見が長時間に渡り行われていたまさにその時、WOWOWでは中居正広氏主演の映画『私は貝になりたい』が放送されていました。2008年公開の同作は、戦争を背景に、時代に翻弄される一人の男の葛藤を描いた重厚な人間ドラマ。当時SMAPのメンバーだった草彅剛氏との共演も話題を呼びました。

alt=映画「私は貝になりたい」のワンシーン。軍服姿の中居正広。alt=映画「私は貝になりたい」のワンシーン。軍服姿の中居正広。

近年はMCとしての活躍が目立つ中居氏ですが、2000年代には『模倣犯』や本作など、俳優として高い評価を得ていた時期でもあります。番組表を確認すると、『私は貝になりたい』の放送は午後2時半に開始、会見開始1時間後の午後5時まで放送されていたようです。

WOWOWの筆頭株主はフジ・メディア・ホールディングス

さらに驚くべきは、2月2日と2月21日にも『私は貝になりたい』の放送が予定されていること。まるでWOWOWが“中居祭り”を開催しているかのようです。SNS上では、「これはネタなのか?」「わざとだろ!」「WOWOW攻めまくってるな」といった声が上がっています。

この放送のタイミングが、果たして偶然なのか、それとも意図的なものなのかは定かではありません。しかし、WOWOWの筆頭株主がフジ・メディア・ホールディングスであるという事実が、この状況に更なる憶測を呼んでいます。同社は、昨年9月30日時点でWOWOWの発行済株式総数の約20%を保有しています。

alt=中居正広の近影。落ち着いた表情でカメラを見つめている。alt=中居正広の近影。落ち着いた表情でカメラを見つめている。

映画評論家の山田太郎氏(仮名)は、「放送のタイミングは確かに偶然とは思えないほど絶妙です。しかし、株主であるフジの意向で放送が決まったとは考えにくいでしょう。むしろ、この偶然が、視聴者の想像力を掻き立て、話題を呼んでいるのではないでしょうか」と分析しています。

中居正広の今後の活動に注目

1月22日にフジテレビが『だれかtoなかい』の終了を発表したことで、中居氏のレギュラー番組は全て終了。さらに1月23日には芸能界引退も発表され、テレビから姿を消すと思われていました。しかし、今回のWOWOWでの映画放送は、まさに“復活劇”とも言えるかもしれません。

今後の動向が注目される中居正広氏。今回の“復活”は、彼の新たな門出を予感させるものとなるのでしょうか。