エミュー飼育のリアル:都会の会社員が里山で巨大鳥と暮らす驚きの日常

都会の喧騒を離れ、自然豊かな里山でエミューと暮らす会社員、サホさん。今回は、彼女の愛鳥「グルート」との生活を覗いてみましょう。巨大なエミューとの共同生活は、想像以上に刺激的で、そして深い愛情に満ち溢れています。

恐竜のような迫力!エミュー「グルート」との出会い

ログハウスの庭で対面したグルートは、まるで恐竜の再来のよう。灰褐色の羽毛、堂々とした体躯、そして鋭い爪を持つ3本の足指。遠くから見るとダチョウに似ていますが、間近で見るとその迫力は圧倒的です。身長170cmの筆者とほぼ同じ目線の高さまで首を伸ばす姿は、まさに古代生物の風格を感じさせます。

エミューの全体像エミューの全体像

エミューの強力なキック!飼い主も油断禁物

グルートの最も特徴的なのは、太くて力強い脚。この脚で蹴られると、大人でもアザができるほどの威力だとか。サホさんも、グルートの機嫌を損ねて痛い目にあった経験があるそうです。エミューの蹴りは予測不能で、前方、横、後ろ、どこから飛んでくるかわからないので要注意。飼育する上での注意点の一つと言えるでしょう。

エミューの爪は鋭利!薄い服は要注意

鋭い爪もまた、エミュー飼育の醍醐味(?)の一つ。薄いスカートやパジャマは、グルートの爪で簡単に引き裂かれてしまうそうです。サホさんも、何枚もの服を犠牲にしてきたとのこと。エミューと触れ合う際は、丈夫な服装を選ぶのが賢明かもしれません。

エミューの脚エミューの脚

グルートの謎!性別は未だ不明

驚くべきことに、グルートの性別は未だに不明。エミューは生後1年以上経たないと性別が判別できないそうです。サホさんは、グルートがメスではないかと推測していますが、確証はありません。もしメスであれば、いずれ卵を産むはずなので、その時に判明するでしょう。

エミューの不思議な鳴き声「ボンボン」

グルートは、警戒したり威嚇したりするときに、「ボンボン」という不思議な鳴き声を発します。これは、喉にある袋を震わせて出す音で、古代の太鼓のような響きがあります。オスとメスで鳴き声が違うと言われており、グルートの鳴き声からメスではないかとサホさんは考えているようです。

エミュー飼育は、決して楽ではありません。しかし、サホさんとグルートの関係性からは、深い愛情と信頼が感じられます。巨大な鳥との生活は、驚きと発見に満ちた毎日を送ることができるでしょう。都会の生活では味わえない、特別な体験と言えるかもしれません。