元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが、初のフォトエッセイ「透明を満たす」(講談社)を出版し、新たなスタートを切りました。本書は、彼女がフリーランスとして活動する中で経験したこと、そしてPTSDとの向き合い方など、赤裸々な思いが綴られています。この記事では、フォトエッセイの魅力と、渡邊さんの今後の展望について掘り下げていきます。
フリーランス転身とPTSD告白、そして「透明を満たす」へ
昨年8月にフジテレビを退社し、フリーランスに転身した渡邊渚さん。ウェブサイト執筆、バレーボール関連の司会、モデルなど多方面で活躍しています。そんな彼女が、自身の経験と思いを込めた初のフォトエッセイ「透明を満たす」を出版しました。執筆期間はわずか3週間。この1年半の間に経験した出来事や、心に留めておきたいと感じたことを、ありのままの言葉で綴っています。
渡邊渚さん、フォトエッセイ「透明を満たす」発売記念イベントにて
渡邊さんは、2023年6月に体調を崩し、同年8月にフジテレビを退社。そして10月には、自身がPTSDを患っていることを公表しました。「過覚醒」という症状により、些細な物音にも恐怖を感じることがあったと、Instagramで告白しています。
近年、メンタルヘルスに関する講演活動も行っている渡邊さん。フォトエッセイ「透明を満たす」の中でも、自身の「生きづらさ」について深く掘り下げています。「PTSDだからこれができない、写真を撮られることができない、と思いたくないし、思われたくもない」と、力強い言葉で語っています。
Amazonランキング1位獲得!読者に勇気を与える一冊
発売前から注目を集めていた「透明を満たす」は、Amazonのタレント写真部門とタレント本総合で1位を獲得。「涙が止まらなかった」「救われた」といった読者からの声が多数寄せられています。PTSDを抱えながらも前向きに生きる渡邊さんの姿は、同じように苦しむ人々に共感と勇気を与えているようです。
フォトエッセイ「透明を満たす」より
渡邊さん自身は、「泣かせようと思って書いたわけではない。ただ、自分が経験したこと、思ったことを書き留めただけ」と語っています。しかし、飾らない言葉で綴られた文章には、力強さと優しさが溢れています。芸能リポーターの川内天子氏は、「心の傷はそう簡単に癒えるものではないでしょう。気負わずゆっくりと歩んでいく渡邊さんの姿が、ファンの支えとなり、社会の理解にも繋がるでしょう」とコメントしています。
常に前向きに挑戦!渡邊渚さんの未来
今年の目標を聞かれると、「恐れずになんでもトライしていくこと、楽しいと思ったことにチャレンジしていくこと」と、前向きに答えた渡邊さん。新たなライフワークを通して、さらに輝きを増していくことでしょう。今後の活躍がますます期待されます。