関西漫才の新たな挑戦 – 今年のM-1グランプリを振り返る

「笑い飯」の哲夫さんが、28日放送のMBSラジオ「笑い飯 哲夫のニュースシャワー年末スペシャル!」で今年の「M-1グランプリ」について語りました。

今年の大会を振り返りながら、哲夫さんは一つの事実に気づいたことを明かしました。「多くの人がまだ気づいていないことに、気づかされました」と言います。

過去の優勝者を振り返ってみると、2019年はミルクボーイ、18年は霜降り明星、17年はとろサーモン、16年は銀シャリと関西弁を使う漫才師が王者に輝いてきました。

ところが、ミルクボーイ以降の20年はマヂカルラブリー、21年は錦鯉、22年はウエストランドといずれも関西弁を使わない漫才師が優勝しています。「令和ロマンも関西弁ではない。関西弁ではない漫才チャンピオンが続いちゃってるんですよ」と、哲夫さんは指摘します。

哲夫さんは関西の後輩漫才師たちの現状を危惧し、「関西弁の漫才師として“おぉい、関西の漫才頑張れよ!”って話ですよ」とコメントしました。

一方で、哲夫さんはM-1グランプリが関西弁以外の漫才師にとってもチャンスを広げたと評価しました。「漫才=関西弁でないと笑いにくい」という概念が払拭され、漫才が全国区になることはM-1グランプリの功績だと言います。

ただし、「関西漫才が標準語に近い漫才に凌駕されてる」という現状に哲夫さんは警鐘を鳴らし、関西の漫才師たちに活を入れる必要性を訴えました。

関西漫才界の新たな挑戦に期待しましょう。詳細は日本ニュース24時間でお伝えします。

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