大阪府警は3日、大阪府岸和田市を中心に毎年11月3日未明にバイクなどが集団暴走する「イレブンスリー暴走」を阻止するため、2日夜~3日早朝にかけて国道26号の一部を通行止めにした結果、暴走車両はなかったと発表した。昨年は約10人いた見物人も今年はいなかったという。
通行止めは、2日午後10時ごろから3日午前5時ごろまでの間、岸和田市の中井町-西之内町南交差点間の約2キロで実施。周辺では警察官約360人が検問を行うなどし、車やバイクに迂回を求めた。
府警交通総務課によると、平成27年にはバイクや改造車など約50台が繰り出し、見物人が約2500人集まった。国道を通行止めにする「封鎖作戦」を始めた28年以降、車両も見物人も年々減少していた。