サウジアラビアの証券当局は3日、国営で世界最大の石油企業サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を承認したと発表した。アラムコは国内に続き国外で上場する方針。企業価値は1兆~2兆ドル(約108兆~216兆円)とされ、時価総額1兆ドル前後で世界最大の米アップルや米マイクロソフトを抜く可能性がある。
国外上場先の選定に関心が集まっており、ニューヨークやロンドン、香港が候補とされる。東証はいったん外れたが、8月に米紙が再浮上したと伝えた。
アラムコの上場はサウジのムハンマド皇太子が進める経済改革の柱。調達資金は石油依存脱却のための投資に充てるとしている。(共同)