元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが、初のフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を1月29日に発売。発売を記念したイベントが2月1日、東京・六本木の書店で開催され、多くのファンが詰めかけました。本書は、大手ネット通販サイトのタレント本カテゴリでベストセラー1位を獲得するなど、好調なスタートを切っています。
PTSD公表を経て、ファンとの温かい交流
渡邊さんは、2023年6月に体調を崩し入院。2024年8月にフジテレビを退社後、10月にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表しました。闘病の様子はInstagramでも発信されていましたが、本書では当時の詳細な状況や、現在のメンタルヘルスへの理解促進活動などが綴られています。
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2月1日の発売記念イベントでは、参加者への感謝の思いをInstagramで発信。《直接本をお渡しし、感想を伺うこともでき、会場はあたたかい言葉や優しさに溢れていました》と綴り、SNS上でも参加者から多くのポジティブな感想が寄せられています。
異例の厳重警備体制
イベントは大盛況のうちに幕を閉じましたが、会場では厳重な警備体制が敷かれていたことが話題となっています。書店の2階フロアを貸し切って行われたお渡し会では、参加券を持たない人の立ち入りが制限され、参加者には名前確認、顔写真付き身分証明書の提示、上着やカバンの預かり、金属探知機によるチェック、ボディチェックが行われました。
参加者の一人は、「ここまで厳重な警備体制は、書店でのイベントでは異例」と語っています。渡邊さんのPTSDの経験や、フォトエッセイ発売直後に通販サイトで誹謗中傷のような書き込みが目立ったことを考慮し、精神面への配慮から厳重な警備体制がとられたと考えられます。
周囲のサポートとケア
アイドル誌ライターによると、撮影当時はマネージャーがおらず、信頼できる友人が付き添うなど、周囲のサポートと入念なケアのもと撮影が進められたとのこと。イベント当日は、握手などの接触を伴う交流はありませんでしたが、渡邊さんと参加者が隣り合ってチェキ撮影が行われました。
今後の活躍に期待
イベントに出席した報道陣に対し、渡邊さんは今年の目標を「楽しそうと思ったことに、トライするのを恐れないでやっていこうかと思います」と笑顔で語りました。PTSDを乗り越え、新たな一歩を踏み出した渡邊さんの今後の活躍に期待が高まります。