【TV朝鮮】(アンカー)
韓国最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が、一審で有罪が言い渡された公職選挙法違反事件について、違憲かどうかを判断してほしいと要求しました。裁判を遅らせる戦略だとの指摘がありますが、自身の事件こそ捏造(ねつぞう)だと主張しました。李在明代表はそう言う一方で「与党・国民の力は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領事件の裁判所を攻撃している」と批判しました。以前、自身もそうしていたと思うのですが…ハン・ジウン記者がお伝えします。
(記者リポート)
大庄洞裁判に出廷した李在明代表が立ち止まりました。
(李在明 /共に民主党代表)
「政治弾圧用のこのような捏造起訴事件より、国民の力の第1号党員(尹大統領)が実行した内乱事件に関心を持ってくださるようお願いします」
自身の選挙法違反事件は捏造なので、尹大統領の内乱容疑に関心を持てということです。
また、「国民の力が裁判所を攻撃している」「あのようなやり方では憲法秩序が維持できない」とも言いました。
(李在明 /共に民主党代表)
「国民の力側がかばい、むしろ裁判所を攻撃しているのに、これでは大韓民国の憲法秩序は維持できません」
ですが、李在明代表も昨年11月、自身に有罪判決を言い渡した公職選挙法違反事件の一審で裁判所を批判しました。
(李在明 /共に民主党代表、昨年11月15日)
「基本的な事実認定からして、到底納得しがたい結論です」
李在明代表は当時、民心と歴史の法廷にも言及しました。
選挙法事件の二審は今月26日の結審公判を予告して裁判を迅速に進める意向を示しましたが、李在明代表側は4日、裁判所に公職選挙法の違憲法律審判提請(公職選挙法が違憲かどうかの判断を求めること)を申し立てました。
これに対して与党は「裁判遅延戦略だ」と批判しています。TV朝鮮、ハン・ジウンがお伝えしました。
(2025年2月4日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)