“こじるり”の愛称で知られる、タレント・小島瑠璃子さん(31歳)の夫(享年29)が、2月4日午後、東京都内の自宅マンションで意識不明の状態で発見された。その後、緊急搬送先の病院で死亡が確認された。周囲からの期待される若手実業家にいったい何があったのだろうか。
“こじるり”は中国進出目前に「電撃結婚」
「小島さんが1歳になるお子さんと一緒に外出先から戻ったところ、夫の異変に気付き、通報したそうです。小島さんもショックで体調を崩し、搬送されましたが軽傷です。警察は事件性はない、とみており、詳しい状況を調査中しています。当初、情報が錯そうしており、“無理心中”という誤報も流れましたが、小島さんもお子さんも無事です」(スポーツ紙芸能記者)
小島さんはグラビアアイドルとしての活躍はもちろん、明るいキャラクターや抜群のトーク力を活かし、MCとしても人気を博していた。選挙特番や情報番組などに出演し、物おじしない姿を見せることも少なくなかった。
そんな小島さんだが、私生活は2022年8月に中国での活動を視野に入れていることを発表し、2023年から中国の大学に留学する予定であることを明かしていた。
だが、実際には留学せず、所属事務所だったホリプロを退社した1か月後の2023年3月に「電撃結婚」したのだ。
サウナブームにのって起業
「小島さんの夫は銭湯やサウナなどの事業を手掛けるベンチャー企業を経営していました。知人の紹介で知り合い、数か月で結婚にいたったそうです。夫は婿養子として小島さんの姓に改姓し、小島さんの中国進出についても理解を示していたといいます。お子さんにも恵まれ、幸せな家庭を築いていると思っていましたが……」(前出のスポーツ紙芸能記者)
小島さんの夫は大学卒業後、料理動画アプリの会社でWEBマーケターを経て、2017年にはインターネット動画広告会社を共同創業した。その後、2020年10月に現在の会社を立ち上げた。若手実業家としても期待されており、多い時で10名程度の従業員を抱えていたとみられる。
「小島さんの夫はサウナ業界に精通し、立ち上げた事業は注目されていました。温浴施設のDX化を推進する事業を展開するほか、サウナや温浴施設のプロジュース、トレーラーによる移動型サウナサービスの運営、2022年にはラグジュアリーな会員制サウナ施設のオープンを計画していたそうです」(経済専門誌記者)
当時はコロナ禍とはいえ、2019年から始まったテレビドラマ「サ道」(テレビ東京系)の影響もあり、サウナブームの真っただ中。その結果、会社は一気に急成長を遂げた。
「2022年にはプロサッカーチームとのスポンサー契約を締結したり、サウナ関連のイベントでも後援することもあったそうです」(前出の経済専門誌記者)
順風満帆に見えたスタートだったが、一転して経営が傾くこととなった。
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【つづきを読む・後編】『《経営が悪化していた》サウナを愛した“こじるり”夫が「叶えられなかった夢」とは』に続きます
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