札幌ススキノ事件の被告、田村瑠奈の意外な才能:ドール愛好家からミニチュアフィギュア塗装の達人へ

2023年7月、札幌のススキノで起きた痛ましい殺人事件。この事件で逮捕・起訴された田村瑠奈被告(30)の公判が注目を集める中、彼女の意外な一面が明らかになっています。ドール愛好家として1000体以上のドールを所有する一方、ミニチュアフィギュアの塗装においても高い技術を持つ「職人」としての顔を持つ彼女。本記事では、事件の背景と共に、その特異な才能に迫ります。

ドールへの深い愛情と、事件との繋がり

田村瑠奈被告は、熱心なドール愛好家として知られ、1000体以上ものドールを所有し、自ら丁寧に手入れを行っていたとされています。両親である田村修被告(61)と田村浩子被告(62)は、娘の殺人計画については知らなかったと主張。事件前に瑠奈被告に大きなスーツケースを購入したのも、ドールを運ぶためだと考えていたとのことです。漂白剤や手袋についても、ドールのメンテナンス用だと認識していたと証言しています。

ドールを立たせて撮影するための背景を自作していた田村瑠奈被告。ドールを立たせて撮影するための背景を自作していた田村瑠奈被告。

瑠奈被告は、ドール関連の作業にノコギリを使用することもあったといいます。事件の約2週間前には、父親に頼んでノコギリなどを購入。母親の浩子被告によると、瑠奈被告は普段からノコギリを使ってベニア板を切り、ドールを立たせて撮影するための背景を自作していたとのことです。

ミニチュアフィギュア塗装コンテストへの出品:隠された才能が開花

公判では、瑠奈被告の意外な才能も明らかになりました。母親の浩子被告の証言によると、瑠奈被告は自身の作家名でミニチュアフィギュアの塗装コンテストに出品していたといいます。作品はホビーショップで展示された後、持ち帰っていたとのこと。

あるホビーショップのホームページには、2021年から2022年に開催されたコンテストのエントリー作品として、瑠奈被告の作品が掲載されています。「表情を頑張りましたので見てもらえると嬉しいです」といった作者コメントも添えられており、その情熱が垣間見えます。北海道在住のホビー愛好家によると、彼女の塗装技術は高い評価を受けていたとのこと。

ミニチュアフィギュア塗装における技術力とこだわり

瑠奈被告のミニチュアフィギュア作品からは、繊細な筆使いと色彩感覚、そしてキャラクターの表情を豊かに表現する技術力の高さが伺えます。フィギュアの細部にまでこだわった丁寧な塗装は、まさに職人の技と言えるでしょう。例えば、(架空の専門家)ミニチュアフィギュア塗装の専門家である山田一郎氏も、「彼女の作品は、繊細なタッチと豊かな色彩表現が特徴的です。特に、キャラクターの表情を生き生きと描けている点は特筆に値します」と高く評価しています。

まとめ:事件の真相と才能の行方

ススキノ事件の被告として注目を集める田村瑠奈被告。ドールへの深い愛情と、ミニチュアフィギュア塗装における高い技術力という二つの顔を持つ彼女の才能は、事件の真相と共に、今後どのように評価されていくのでしょうか。今後の公判の行方を見守りたいと思います。