久米小百合さん、音楽宣教師としての現在:元久保田早紀、異邦人から聖書の愛へ

かつて『異邦人〜シルクロードのテーマ〜』で一世を風靡した久保田早紀さん、現在は久米小百合として音楽宣教師の道を歩んでいます。音楽を通してキリスト教の教えを伝える彼女の活動、そして東日本大震災の支援から能登への支援へと繋がる献身的な姿に迫ります。

音楽を通して伝える、キリスト教の教え

日本ではまだキリスト教徒が少ないため、「キリスト教ってどんなもの?」という疑問を持つ人も多いでしょう。久米さんは、音楽を通してキリスト教の教えを分かりやすく伝えようと活動しています。教会やライブ会場での賛美歌はもちろん、聖書の教えをテーマにしたオリジナル曲も制作。音楽の力で人々の心に寄り添っています。

alt='久米小百合さん、穏やかな笑顔でインタビューに答える様子。'alt='久米小百合さん、穏やかな笑顔でインタビューに答える様子。'

オリーブオイルソムリエとしての顔も持つ、多才な一面

久米さんは、聖書に登場する「油」=オリーブオイルに関する資格も取得しています。聖書で描かれる食べ物についての講座を開催するなど、その知識は幅広い分野に及びます。10年以上交流のある日本オリーブオイルソムリエ協会の遠藤朋美さんは、「主婦目線でカジュアルに話してくださるところが魅力」と語ります。

「おいしくお得に使う方法を教えてくださったり、質問にも丁寧に答えてくださるので、とても親しみやすい方です」(遠藤さん)。例えば、揚げ物に使いたいけど高くて…という主婦の悩みに対しては、「ミルクパンで揚げ焼きすれば少量で済みますよ。その後は同じお鍋で卵焼きなどにも使えて経済的です」と、具体的なアドバイスも欠かしません。まさに主婦の味方と言えるでしょう。

東日本大震災から能登へ、NPO法人『LOVEEAST』を通じた支援活動

久米さんは、東日本大震災をきっかけにNPO法人『LOVEEAST』を立ち上げ、被災地支援にも尽力しています。現在は能登の支援に力を入れており、「キリスト教徒の団体ですが、お寺で倒れた灯籠を起こしたり、神社の復旧を手伝ったりもしています。『困ったときは助け合おう』という思いで始めたので、小さな団体ですが、少しでもお役に立てれば嬉しいです」と語っています。

alt='久保田早紀時代のアルバムジャケット。「異邦人」の文字が印象的。'alt='久保田早紀時代のアルバムジャケット。「異邦人」の文字が印象的。'

久米小百合さん、その人生の軌跡

昭和の大ヒットシンガーソングライターから、聖書の愛を伝える音楽宣教師へ。久米小百合さん、その人生は常に人々への愛と奉仕の精神に満ち溢れています。’81年に洗礼を受け、結婚を機に引退。その後、音楽宣教師としての道を歩み始めました。

まとめ:愛と音楽に満ちた人生

かつてのヒット曲『異邦人』から、現在の音楽宣教師としての活動まで、久米小百合さんの人生は、常に音楽と愛に彩られています。これからも彼女の温かい歌声と活動は、多くの人々に希望と勇気を与え続けることでしょう。