フジテレビ、中居正広氏問題で窮地に立たされる!大手芸能プロがドラマ出演拒否の波紋

フジテレビは、元SMAP中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の騒動により、75社以上のスポンサー企業のCM撤退、港浩一前社長と嘉納修治前会長の引責辞任という未曽有の危機に直面しています。そして今、番組制作に欠かせない大手芸能プロダクションの“フジ離れ”という新たな問題が浮上し、さらなる苦境に立たされています。

中居氏問題、フジの企業体質に根深い問題を露呈か

当初、中居氏宅での飲み会に被害女性を勧誘したのはフジテレビ編成幹部A氏と報じられましたが、後に週刊文春は中居氏本人による勧誘であったと修正しました。しかし、A氏が以前から女子アナを使った接待を行っていたという疑惑は払拭されておらず、フジテレビの根深い企業体質が問題視されています。芸能ライターの山田一郎氏(仮名)は、「A氏の直接関与は否定されたものの、フジに蔓延する接待文化は港前社長時代から続くものであり、第三者委員会による調査でその全容が明らかになるだろう」と指摘しています。

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大手芸能プロ、女優の安全確保を理由に出演拒否

4月以降のCM契約が苦戦する中、番組制作にも深刻な影響が出始めています。取材によると、ある大手芸能プロダクションが、女性トラブルの全容解明と再発防止策が示されるまで、所属タレントのフジテレビドラマへの出演を拒否していることが判明しました。番組制作会社幹部は、「若手からベテランまで多くの俳優・タレントを抱える老舗芸能プロが、『大切な女優を預けられない』と出演オファーを拒否している。他の大手プロも追随する可能性がある」と危機感を募らせています。

菅田将暉もフジドラマ出演を辞退か?タレントイメージへの影響懸念

大手芸能プロのフジ離れに加え、俳優の菅田将暉氏もフジテレビドラマ出演のオファーを断ったとデイリー新潮が報じています。菅田氏の所属事務所「トップコート」の女優、清野菜名氏は現在フジテレビのドラマ「119 エマージェンシーコール」で主演を務めていますが、この報道が事実であれば、タレントイメージへの影響を懸念する動きが広がっている可能性があります。前出の番組制作会社幹部は、「スポンサーと同様に、この問題を解決しない限り、フジの番組に出演することはタレントのイメージダウンにつながる。何事もなかったかのようにオファーを受けることは、女性トラブルを黙認していると捉えられかねない」と分析しています。

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フジテレビ、4月以降の番組編成に暗雲

中居氏の問題は、フジテレビ全体の企業体質の問題として波紋を広げています。大手芸能プロの出演拒否やタレントのイメージダウン懸念など、番組制作への影響は深刻化しており、4月以降の番組編成に暗雲が立ち込めています。今後のフジテレビの対応が注目されます。