雅子さま、歌会始で陛下への愛を詠む 30年越しのオックスフォード訪問の感動を和歌に

雅子皇后陛下が令和6年の歌会始の儀で詠まれた御歌が、多くの国民の心を打ちました。30年越しの夢が叶い、天皇陛下と共にオックスフォード大学を訪問された感動が込められた和歌には、陛下への深い愛情が溢れています。本記事では、その御歌に込められた想いと背景について詳しく解説します。

30年越しの夢が実現、オックスフォード再訪への喜び

歌会始の儀で雅子さまが詠まれた歌は、まさに30年越しの夢が叶った瞬間の喜びを表現したものでした。

《三十年(みそとせ)へて君と訪(と)ひたる英国の学び舎(や)に思ふかの日々の夢》

選者を務めた歌人の永田和宏氏も絶賛するこの歌。かつて別々の時期に留学されていた両陛下が、夫婦となって共に思い出の地を訪れることができた喜び、そして長年陛下が願われていたこの再訪が実現した感動が、ひしひしと伝わってきます。

雅子様と天皇陛下雅子様と天皇陛下

雅子さまから陛下への「返歌」としての意味

過去の歌会始では、愛子さまや訪問先での出来事などを題材にした歌が多かった雅子さま。今回、陛下にまつわる歌を選ばれた背景には、陛下の長年の願いに応える「返歌」としての意味が込められているのではないでしょうか。

天皇陛下はご自身の著書『テムズとともに』の復刊に際し、「遠くない将来、雅子とともにイギリスの地を再び訪れることを願っている」と綴られていました。また、英国訪問前の記者会見でも、雅子さまと共にオックスフォードを訪問することを心待ちにしていると述べられていました。

これらの言葉を受け、雅子さまは今回の歌で陛下への深い愛情と感謝の気持ちを表されたと言えるでしょう。

31文字に込められた深い愛情 ~雅子さまからのラブレター~

雅子さまが詠まれた歌は、31文字のラブレターとも言えるでしょう。ご成婚31周年という節目の年に、長年の夢であったオックスフォードへの共同訪問。この歌には、夫婦としての深い絆と、共に歩んできた道のりへの感謝が込められています。

オックスフォード大学オックスフォード大学

皇室ジャーナリストの山田氏(仮名)は、「この歌は、雅子さまから陛下へのバレンタインデーの贈り物のようなものだ」と語っています。まさに、国民の心に響く、愛と感謝に満ちた歌と言えるでしょう。

新婚当時を思い起こさせる琵琶湖の歌

雅子さまが初めて歌会始に提出された歌は、ご新婚当時、陛下と琵琶湖の月を眺めた情景を詠んだものでした。

《君と見る波しづかなる琵琶の湖(うみ)さやけき月は水面(みのも)おし照る》

この歌からも、お二人の変わらぬ愛情が感じられます。

まとめ:国民に感動を与えた雅子さまの御歌

雅子さまが歌会始の儀で詠まれた歌は、30年越しの夢が叶った喜びと、天皇陛下への深い愛情が込められた感動的なものでした。国民は、お二人の強い絆と温かい愛情に心を打たれ、改めて皇室への敬愛の念を深めたことでしょう。