【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は19日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「捕食者(プレデター)」「門前に迫る人食い鬼(オーガ)」と呼び、同氏を信用しないよう欧州諸国に警告した。
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この発言は、18日にドナルド・トランプ米大統領と欧州首脳がウクライナの長期的な安全保証という重要問題に焦点を当てた会合を行った後、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が和平に向けて首脳会談に臨む見通しとなった中で出たもの。
マクロン氏は仏ニュース専門局LCIに対し、「プーチン氏が約束を守ることはめったにない」「彼は常に不安定化の要因となってきた。彼は権力を強化するために国境を引き直そうとしてきた」と指摘。
ロシアがある日突然、平和と民主主義の体制に戻ることはないとの認識を示した上で、「プーチン氏は自身が生き延びるためにも、食べ続けなければならない」「つまり、彼は捕食者であり、われわれの門前に迫る人食い鬼だ」と述べた。
マクロン氏は、フランスが「あすにでも攻撃を受ける」という意味ではないが、「当然ながら欧州に対する脅威だ。甘い考えは禁物だ」と警告した。【翻訳編集】 AFPBB News