光州で尹大統領弾劾巡り賛否両派が大規模デモ!若者も声を上げ始めた!

光州で15日、尹錫悦大統領の弾劾を求める賛成派と反対する反対派がそれぞれ大規模なデモを行いました。民主化運動の象徴の地で起こったこの出来事は、韓国社会の深い分断を改めて浮き彫りにしました。今回は、このデモの様子、そして若者たちの声を中心に詳しくお伝えします。

光州、民主主義の聖地で弾劾巡り激突!

15日午後、光州市東区の錦南路で、尹錫悦大統領の弾劾を巡る賛成派と反対派のデモが同時に行われました。1980年の光州民主化運動の中心地であり、「民主主義の象徴」とされる錦南路で、このような大規模なデモが行われたのは異例のことです。警察は衝突を防ぐため、約1200人の警官を動員し、警察バスでバリケードを築きました。

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保守派団体による過去最大規模の弾劾反対デモ

プロテスタント系団体「セーブ・コリア」が主催した弾劾反対デモ「国家非常祈禱会」には、警察推計で3万人、主催者発表で6万人が参加。錦南路は歩道まで人で埋め尽くされました。光州市内で保守派団体がこれほど大規模なデモを開催するのは初めてです。

全羅道からも弾劾反対の声!高齢者だけでなく若者も!

注目すべきは、参加者の多くが全羅道地域から集まったことです。全羅道は伝統的に進歩・革新系の支持基盤として知られていますが、今回のデモでは弾劾反対を訴える人々の姿が目立ちました。

「私は高興の人間です」と書かれたプラカードを掲げた60代の男性は、全羅南道高興郡から始発電車で駆けつけたといいます。「全羅道では『弾劾反対』の声を上げるのは非常に難しい。それでも、私のような人間もいるということを示したかった」と語りました。

さらに、全羅道地域の20~30代の若者たちの参加も目立ちました。26歳の会社員男性は「会社では皆、尹大統領を批判する。職場で積もった鬱憤を晴らしに来た。全羅道にも常識的な人がいることを示したい」と力強く語りました。

若者たちの声:政治への関心の高まりと変化の兆し

28歳の女性は「非常戒厳宣言には驚いたが、その後、共に民主党の行動を見て、今は怒りを感じている」と語り、弾劾反対デモへの参加を決意した理由を説明しました。20歳の大学生は「このままではいけないと思い、街に出てきた。故郷・光州を変えたい」と強い決意を示しました。

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18歳の高校生は「共に民主党が弾劾を乱発しているにもかかわらず、全羅道の人々はまだ彼らを支持している。もどかしくてデモに参加した。他の都市のデモにも参加するつもりだ」と熱く語りました。韓国政治専門家の朴氏(仮名)は、「若者たちの政治参加の高まりは、韓国社会の大きな変化の兆しと言えるでしょう」と分析しています。

まとめ:韓国社会の分断と今後の行方

今回の光州でのデモは、尹大統領の弾劾を巡る賛否両論の激しさを改めて示すとともに、若者たちの政治への関心の高まりを浮き彫りにしました。今後の韓国政治の行方が注目されます。